テンプレートのサポート

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テンプレートのサポート


エンド・ユーザーまたはフレームワーク開発者は、独自のレポート・テンプレートを定義することができます。レポート・テンプレートは、実際のレポートのフィールドの値に対応する プレースホルダーを含むExcelドキュメントです。これらのプレースホルダーは、レポートの生成時に実際の値と置き換えられます。Microsoft Wordでのメールのマージを思い浮かべてください。プレースホルダーは、“<#”で始まり“>”で終わる(例:“<#dem_org.n1>”)ため、簡単に識別できます。

Excelドキュメントをテンプレートとして使用しても、レポートの出力形式はExcelのみに限定されません。ユーザーは依然としてExcel、PDF、およびHTMLレポートを生成できます。ただし、CSVフォーマットでは、テンプレートの使用をサポートしていません(CSVフォーマットを選択すると、テンプレートは無視されます)。

フレームワーク開発者やエンド・ユーザーのレポート・テンプレートの作成を支援するため、VLF.NETでは、関連するビジネス・オブジェクトから全てのフィールド(つまり、プレースホルダー)を含む初期テンプレートを生成できます。フレームワーク開発者やエンド・ユーザーは、このテンプレートを簡単に修正することができます(不要な欄の削除、フォーマットの適用など)。

Excelドキュメントをテンプレートとして使用することの利点

Excelドキュメントをレポートのテンプレートとして使用すると、エンド・ユーザーは自身のニーズを十分に満たす洗練されたレポートを生成できます。Excelテンプレートに適用されたフォーマットは、このテンプレートに基づいて生成されるレポートに完全に適用されます。

Microsoft Excelは使いやすく人気があることから、この機能により、エンド・ユーザーは自身のテンプレートを容易に修正したり、さらには作成することもでき、さまざまなフォーマットを適用して自身のニーズを満たすことができます。このようなことは、Crystal Reportsなどのより複雑なツールでは考えられません。

 

共有テンプレートとプライベート・テンプレート

テンプレートには、以下の2つのタイプがあります。

·         共有テンプレート

·         プライベート・テンプレート

共有テンプレートは、基本的に公開テンプレートで、全社的に共有されます。プライベート・テンプレートは「マイ・テンプレート」です。つまり、そのテンプレートを作成したユーザーのみがアクセスできます。プライベート・テンプレートは、プライベート・レポートを作成するユーザーの[マイ ドキュメント]フォルダーに格納されます。

共有テンプレートは、パッケージ化され、フレームワークのWebサイトにアップロードされます。

 

組み込みのサンプル・テンプレート

サンプル・テンプレートは、SampleReportTemplates.zipというファイルの区画実行フォルダーにインストールされています。zipファイルのコンテンツを使用するには、このファイルをPCの[マイ ドキュメント]フォルダーに解凍する必要があります。