ステップ2. トレース・ステートメントをさらに追加する
このステップでは、トレース・ステートメントを2つフィルターに追加します。
1つ目のトレース・ステートメントは、姓フィールドでどのキーが押されたのかを表示します。2つ目のステートメントは、いつEMPLOYEE_CHANGEDイベントが通知されて社員番号が渡されたのかを表示します。
1. EVTROUTINE HANDLING(#SURNAME.KeyPress)イベントの直後に次のステートメントを追加し、押されたキーの値がトレースされるようにします。
#AVFRAMEWORKMANAGER.avRecordTraceAValue Component(#COM_OWNER) AValue(#keycode) Event('Key was pressed')
2. #Com_Owner.avEventを処理するイベント・ルーチンを探し、次のステートメントを追加し、EMPLOYEE_CHANGEDイベントの起動がトレースされ、そのイベントから渡される社員番号が表示されるようにします。
#AVFRAMEWORKMANAGER.avRecordTraceAValue Component(#COM_OWNER) AValue(#EMPNO) Event(EMPLOYEE_CHANGED)
3. フィルターをコンパイルします。
4. フレームワークを起動し、iii HRアプリケーションを展開します。
5. [フレームワーク]メニューを使用して、アプリケーション・レベルのトレースをオンにします。
6. フォーカスをミニ・フィルターに移動し、F3を押します。トレース・ウィンドウに、キーが押されたことが表示されます。
7. 次に、フィルターを使用して社員を選択し、さらに社員を1人選択して社員情報コマンド・ハンドラーを表示します。
8. 社員情報の1つを変更し、[保存]ボタンをクリックします。
9. EMPLOYEE_CHANGEDイベントと社員番号がトレースに表示されます。
10. フレームワークを閉じてください。