サーバー側AJAXファンクションでのトレース
フレームワーク組み込みファンクションVF_TRACENVALUEとVF_TRACEAVALUEを使用して、AJAXファンクションにトレースを追加できます。
トレースする情報は、フレームワークをトレース・モードで実行したときにトレース・ウィンドウに表示されます。FETCH操作をトレースするAJAXファンクションの例を次に示します。
Subroutine Name(GET)
* Get the employee number supplied and trace it
Execute Subroutine(GETA) With_Parms(EMPNO ' ' 1 #EMPNO)
Use Builtin(VF_TraceAvalue) With_Args('GET received employee number' #EMPNO)
Fetch Fields(#PSLMST) From_File(PSLMST) With_Key(#EMPNO) Issue_Msg(*YES)
Execute Subroutine(PUTA) With_Parms(IO_STATUS ' ' 1 #IO$STS)
* If the record was found trace the salary and surname values retrieved
If_Status Is(*OKAY)
Use Builtin(VF_TraceNvalue) With_Args('GET request found salary' #Salary)
Use Builtin(VF_TraceAvalue) With_Args('GET request found surname' #Surname)
…etc…
VF_TRACEAVALUE と VF_TRACENVALUE
組み込み関数VF_TRACEAVALUEとVF_TRACENVALUEは、ロジックの流れと使用しているブラウザーのフィルターやコマンド・ハンドラーの変数の値をトレースするための関数です。
トレースする値は、フレームワークWebブラウザー・アプリケーションをトレース・モードで実行すると表示されるトレース・ウィンドウに追加されます(?Trace=Yをアプリケーションを起動するURLに追加するか、トレースモードをオンにするオプションをチェックします)。
一般的に、トレース組み込み関数はトレース・モードがオンのときだけ稼動するのでコードに残っています。対話処理が何度も実行されるコード部分では実行しないでください。
以下と共に使用
LANSA/AD |
可 |
Visual LANSA for Windows |
可 |
Visual LANSA for Linux |
不可 |
引数
番号 |
型 |
必須/オプション |
説明 |
最小文字数 |
最大文字数 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
1 |
A |
必須 |
イベントの説明 |
1 |
256 |
|
|
2 |
A N |
オプション |
英数値1でトレースする 数値1でトレースする |
1 1 |
256 30 |
0 |
9 |
3 |
A N |
オプション |
英数値2でトレースする 数値2でトレースする |
1 1 |
256 30 |
0 |
9 |
4 |
A N |
オプション |
英数値3でトレースする 数値3でトレースする |
1 1 |
256 30 |
0 |
9 |
戻り値
なし
技術ノート
この組み込み関数には一般的な使用規則が適用されます。
使用例
例1: このコード・フラグメントはコード ウィザードで生成した多くのアプリケーションで見られます。
Use Builtin(VF_TRACEAVALUE) With_Args('#VF_EVENT value is unknown and has been ignored' #VF_EVENT)
例2: アルファベットの値をトレース
Use Builtin(VF_TRACEAVALUE) With_Args('Department and section are' #DEPTMENT #SECTION)
例3: 数値をトレース
Use Builtin(VF_TRACENVALUE) With_Args('Salary=' #SALARY)
Use Builtin(VF_TRACENVALUE) With_Args('Zip Code=' #POSTCODE)