リスト・マネージャーとインスタンス・リスト
インスタンス・リストを管理するコンポーネントをリスト・マネージャーといいます。
インスタンス・リストの各エントリーは、ビジネス・オブジェクトの特定のインスタンスを表します(この例では特定の従業員)。
フィルター、インスタンス・リスト、およびコマンド・ハンドラーの関係については、「基本インスタンス・リスト処理」を参照してください。
あるリスト・エントリーが画面に表示されているとき、ユーザーにそれを識別しやすくするものが必要です。これらのビジュアル識別子は通常、名前のようなプログラム的な識別子としては絶対に使用されない要素を含んでいます。ほとんどのビジネス・オブジェクトは最低2つのビジュアル識別子を含んでいます。「ビジュアル識別子」を参照してください。
リストの各エントリーにもリスト内で固有に識別できるものが必要です。例えば、従業員番号A0070は従業員Veronica Brownを固有に識別できます。このプログラム的な識別子は、フィルターとコマンド・ハンドラーが、どのビジネス・オブジェクトが作業対象となっているのか固有に識別するために必要です(名前は必ずしも固有ではありません)。多くのビジネス・オブジェクトには、1つ以上の固有のプログラム的識別子が必要です。「プログラム的識別子」を参照してください。
フレームワーク・アプリケーションで使用されている識別子を調べるには、「識別子のテスト」を参照してください。
Windowsフレームワークでは、実行時にフィルターをコーディングしてインスタンス・リストの欄見出しをオーバーライドできます。これは、さまざまなフィルター検索の結果に適したインスタンス・リストを作成するのに使用できます。「インスタンス・リストの欄見出しのオーバーライド」を参照してください。また、実行時にフィルターやコマンド・ハンドラーをコーディングしてインスタンス・リストをソートできます。「プログラムによるインスタンス・リストのソート」を参照してください。
必ずしもフレームワークの標準インスタンス・リストを使用する必要はないことに注意してください。「インスタンス・リストを任意に作成」を参照してください。