フレームワークのEPC 839バージョンに追加された新機能
このセクションでは、フレームワークのEPC 839バージョンの新機能の概要を説明します。
VLF.NETスナップイン・コンポーネント Visual LANSAフレームワークの.NET SDKを使用して、フレームワーク・フィルターとコマンド・ハンドラーを.NETコンポーネントとして作成できるようになりました。 詳細については、『Visual LANSA Framework Snap-in Components Guide』を参照してください。 |
RAMP-TS 新しいRAMP製品であるRAMP-TSでは、5250アプリケーションを刷新できます。 これは、VLF.WIN、VLF.WEBおよびVLF.NET用にリリースされました。 詳細については、『RAMP-TS ガイド』を参照してください。 |
一般的なNotesおよびSpool Filesコマンド・ハンドラー 汎用的な注釈コマンド・ハンドラーを使用すると、ノートをビジネス・オブジェクト・インスタンスに関連付けることができます。ノートを分類したり、複数の添付(MS-Word文書、電子メール、イメージ/写真など)を関連付けることができます。ノートと添付はすべて、データベース・サーバー上にあるデータベース・テーブルに永続的に格納されます。 汎用的なスプール・ファイル・コマンド・ハンドラーを使用すると、ユーザーは、スプール・ファイルの待ち行列を参照、削除、または変更できます。また、スプール・ファイルをテキスト・ファイルやPDFに変換できるので、コピー、電子メールでの送信、および表示などができるようになります。 |
インスタンス・リストのコンテンツの文書へのエクスポート エンド・ユーザーが、文書へのインスタンス・リストのコンテンツのエクスポートを実行できるようになりました。フレームワーク開発者の手を追加で煩わせることはありません。VLF.NETでサポートされている文書形式は、次のとおりです。 · Excel · HTML · CSV Windows環境では、テンプレートは使用できません。現在サポートされている形式はCSVだけです。 |
データをスプレッドシートへ送信するコマンド・ハンドラー用のコード ウィザード Windowsコマンド・ハンドラー用のコード ウィザードが新たに追加されました。このアシスタントは、エンド・ユーザーがフィールドのリストから選択し、選択したフィールドのデータをMS-Excelのスプレッドシートに送信できるようにするコマンド・ハンドラーを生成します。エンド・ユーザーは、インスタンス・リストのすべてのエントリーのデータを送信することも、選択したエントリーのデータのみを送信することもできます。 このコード ウィザードを、MS-ExcelへのCSVファイルとしてのデータの送信と呼びます。 RAMPチュートリアル「インスタンス・リストのデータをExcelに送信する 」の順を追った説明を参照してください。 または、[インスタンスリストのMS-Excelへの出力を許可]オプションを使用して、インスタンス・リストのコンテンツをスプレッドシートに自動的に送信することもできます。 | コマンド・ハンドラーおよびフィルターの強制終了 フィルターおよびコマンド・ハンドラー用の[常にアクティブ]オプションが拡張され、新たな設定[しない]および[省略値]が追加されました。 [しない]を設定すると、ビジネス・オブジェクト間を移動する場合に、非アクティブな(表示されない)コマンド・ハンドラーが終了します。 [省略値]は、フィルターやコマンド・ハンドラーの[常にアクティブ]オプションを新しいフレームワーク・レベルのオプション[コマンドとフィルターの常にアクティブの省略値]で設定されている値に設定します。 アプリケーション・レベルのトレース機能が拡張されたため、フィルターやコマンド・ハンドラーのステータスを簡単に判別することができます。 |
プログラムによるペインへのフォーカスの設定 avPaneFocusメソッドを使用して、プログラムでペインを展開してそれにフォーカスを設定することができます。 非表示のコマンドをフレームワークに追加して、ユーザーがマウスを使用せずにメイン・ペインの切り替えができるようになります。 |
高度なチュートリアル 高度なチュートリアルが、Windows、WebおよびWAMフレームワーク用に使用できるようになりました。 |
サーバー定義での実行優先順位の設定 スーパー・サーバー・ジョブの実行優先順位をサーバー定義に設定できます。デフォルトの優先順位は20ですが、これより小さい数字に設定すると、スーパー・サーバーのジョブの優先順位は高くなり、CPUからよりよいサービスを受けることができます。「実行優先順位」を参照してください。 |
フレームワークで使用されるメモリー量の削減 新しいフレームワーク・レベルのオプション[ワーキングセットのトリム]を使用すると、フレームワークで使用されるメモリーの量を削減することができます。 このオプションがVLF-WINアプリケーションで有効であると、次のような場合にフレームワークを実行するWindowsプロセスのワーキング・セットがトリミングされます。 · フレームワークの起動が完了したとき · メイン・フレームワーク・ウィンドウが約20秒間最小化されたとき |
未保存の変更の新たな保存方法 uQueryCanDeactivate/avNotifyDeactivationを使用した未保存の変更の保存という新しい方法があります。 |
アイコン・リファレンスの取得 avFindIconメソッドを使用してVisual LANSAフレームワークのアイコン参照の取得を実行することができます。 |
Webページのタイトルとしてのフレームワークのキャプションの使用 VLF-WEBアプリケーションとして実行中に、フレームワークのキャプションがWebページのタイトルとして使用され、Webページの言語でIEタブに表示されるようになりました。 |
VLF.NETの手動配布 環境によっては、厳格なセキュリティ・ポリシーにより、ClickOnce配布が実行できません。新しい機能では、ネットワーク管理者が、ネットワーク共有などからローカルに起動できるVLF.NETのバージョンを生成できるようにすることにより、この問題に対処しています。 |
ユーザー・モードでのアプリケーション・トレース機能の有効化 組み込みのデモ・アプリケーションには、アプリケーション・レベルのトレース機能を有効にし、ユーザー・モードで使用できるようにするフレームワーク・レベルのコマンドが用意されています。 この実行方法の例については、再利用可能パーツDF_DET46のソース・コードを参照してください。 |
ウィンドウまたはタイトル・バーのキャプションへのテキストの追加 任意のテキストを現在のウィンドウやタイトル・バーのキャプションに追加できるようになりました。FAQ「コマンド・ハンドラー上のビジネス・オブジェクト・インスタンスのキャプションは変更可能か」を参照してください。 |
[表示]メニューの新規オプション [表示]メニューの新規オプションを使用すると、ユーザーはフレームワーク・ウィンドウの特定の部分にフォーカスを移動できます。 それがどのように機能するのかを確認するには、たとえば、プログラミング・テクニック・アプリケーションのEssentialビジネス・オブジェクトを実行してみてください。 |
以前のフレームワークのバージョンの新機能については、以下の各項を参照してください。