ステップ3 Company Departmentsに非表示フィルターを作成する
このステップでは、ナビゲーション・ペインで1. Company Departmentsビジネス・オブジェクトを選択した場合にCompany Departmentsをインスタンス・リストにロードする非表示フィルターを作成します。非表示フィルターにはエンド・ユーザーとの対話処理はないので、このフィルターは表示されません。
1. フレームワークを起動します。
2. コード ウィザードを起動します。
3. iiiHRアプリケーション、Company Departmentsビジネス・オブジェクト、[新しいフィルター]の順に選択します。
4. [Web (WAMコンポーネントの使用)]をプラットフォームとして選択します。
5. 作成するコンポーネントのタイプに[スケルトンフィルター]を選択します。
WAMフィルターやコマンド・ハンドラーを作成し、これらがすべてのフレームワーク・ルールに確実に準拠するようにする場合は、コード ウィザードを使用することをお勧めします。
6. [コード生成]をクリックします。
7. [生成されたソースコード]ページで、フィルター名をiiiCOM11、説明にDepartments Hidden Filterと指定します(ここでiiiは入力者のイニシャルです。Visual LANSAの非ライセンス版または試行版を使っている場合は、iiiの部分をDEMとする必要があります)。
8. [作成]をクリックします。
少し遅れて、WAMが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
9. Visual LANSAエディターに切り替え、フィルターのスケルトンを確認します。
10. #avFrameworkManager.uexecuteイベントを処理するイベント・ルーチンを探します。
11. イベント・ルーチンで、フィルターを非表示にすることを指示するステートメントを追加します。
Set Com(#thisfilter) Avhiddenfilter(true)
12. 次のステートメントを追加してインスタンス・リストの更新を開始し、その後クリアします。
Invoke Method(#avListManager.BeginListUpdate)
Invoke Method(#avListManager.ClearList)
13. Departmentおよびその説明をDEPTABファイルから選択します。
Select Fields(#DEPTMENT #DEPTDESC) From_File(DEPTAB) With_key(#DEPTMENT ) Generic(*yes)
Invoke #avListManager.AddtoList Visualid1(#DEPTMENT) Visualid2(#DEPTDESC) AKey1(#DEPTMENT)
EndSelect
14. 最後に、インスタンス・リストの更新が完了したことを示します。
Invoke Method(#avListManager.EndListUpdate)
コードは、次のようになります。
15. [検査]メニューで[コンパイル]オプションを選択します。
16. Generate XSLオプションに[全てのWebroutine]オプションが選択されていることを確認します。
17. コンパイルが成功したことを確認します。
18. サーバーに対して変更をチェックインします。
a. WAMを右クリックして関連するポップアップ・メニューを開き、チェックインオプションを選択する。
b. Generate XSLオプションに[全てのWebroutine]オプションが選択されていることを確認する。
c. OKをクリックするとチェックインされる。
d. コンパイルには多少時間がかかる。
新たに作ったフィルターをコンパイルし、テストできる状態になったので、これをフレームワークにスナップインする必要があります。
19. フレームワークで、コード ウィザードを終了します。
20. iii HRアプリケーションを選択し、Company Departmentsビジネス・オブジェクトをダブルクリックしてください。
21. ビジネス オブジェクトのプロパティ ダイアログが開いたら、フィルタータブをクリックします。
22. デフォルトで作成される[新しいフィルター]を選択します。
23. フィルター登録の設定タブをクリックします。
24. [Webブラウザー]グループ・ボックスで[WAM]プロパティのラジオ・ボタンをクリックします。
25. WAMフィルター(iiiCOM11)の名前を入力フィールドに入力します。
26. Company Departmentsのプロパティを閉じます。
27. フレームワークを保存します。フレームワークをアップロードするかどうかのプロンプトが表示されるので了解し、完了するまでそのまま待っていてください。
28. [フレームワーク]メニューの[Webアプリケーションとして実行...]を選択してください。 デフォルト値を受け入れて[OK]を押します。
29. Webフレームワークで、iii HRアプリケーション、次にCompany Departmentsビジネス・オブジェクトを選択してください。
30. 部門を展開します。Department Sectionsがロードされていないことに注意してください。次のステップで、課をロードするリレーション・ハンドラーを作成します。
31. アプリケーションを終了します。