マージツールの使い方

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マージツールの使い方


他のユーザーにマージ・リストを送信する方法

·         マージ・ツールを起動します。

·         送信するオブジェクトをフレームワークからマージ・リストにドラッグ・アンド・ドロップします。例えば、フレームワークに新しく追加した3つのビジネス・オブジェクト・フィルターをドラッグ・アンド・ドロップできます。

·         ファイルに保存ボタンを使用します。

·         保存したファイルをマージファイル タブで選択し、受信者が受信のために使用する場所にドラッグ・アンド・ドロップします。例えば、共有ネットワーク・ドライブや電子メールのメッセージなどです。

他のユーザーからマージ・リストを受信する方法

·         マージ・ツールを起動します。

·         マージファイル タブに切り替えます。

·         受信したマージ・リスト・ファイルをMergeフォルダーに(電子メール・メッセージや共有ネットワーク・ドライブなどから)ドラッグ・アンド・ドロップします。

·         数秒後に、ドロップしたファイルを開くよう要求するメッセージがマージ・ツールに表示されます。はいをクリックします。これにより、マージ・ファイルの内容がマージリスト領域とリファレンスリスト領域に表示されます。

·         現在のフレームワークにマージするオブジェクトをマージリスト領域でクリックして選択します。その後、選択項目をマージ ボタンをクリックします。マージオプション タブを使用して、オブジェクトをフレームワークにマージする方法を指定します。

·         マージするオブジェクトは任意に選択できます。また、選択する必要があります。受信したオブジェクトをすべてマージする必要はありません。

便利な情報

·         すべてのフレームワーク・アイテム(またはオブジェクト)はGUID (Global Unique Identifier)で一意に識別されています。原則として、GUIDは空間および時間を通じて固有の、32文字の識別子です。どの2つのGUIDも同じになることはありません。そのため、開発者Aが「Customer」というキャプションのビジネス・オブジェクトを作成し、開発者Bも「Customer」というキャプションのビジネス・オブジェクトを開発した場合でも、これらのオブジェクトは同一のフレームワーク・オブジェクトではありません。この2つは明確に区別されるビジネス・オブジェクトで、偶然キャプションが同じであるにすぎません。マージリスト領域には、「現存の値」という列があります。この列は、該当する種類とGUIDのオブジェクトが現在フレームワークに存在するかどうかを表します。

·         GUIDを使用すると、世界中に存在するどの2つのフレームワークのオブジェクトをマージする場合でも、オブジェクトやプロパティが重複することがなくなります。

·         ただし、種類とキャプションが同じ2つのオブジェクトを作成してもこれらのオブジェクトのGUIDは異なるため、同じ場所にいる2人の開発者が1つのオブジェクトを作成することはできなくなります。

·         以上のことから、プロジェクトの最適なワーク・フローとして考えられるのは、中心となる設計者が必ず上位の「コンテナー」オブジェクト(アプリケーション、ビジネス・オブジェクト、5250 RAMPセッションなど)を新規作成することです。このオブジェクトはプロジェクトの各開発者に送られます。各開発者は必要に応じてオブジェクトの拡張や改良を行い、定期的に変更内容を送り返します。これにより、使用された上位コンテナー・オブジェクトのGUIDはすべて同一(これらのオブジェクトが実際にはすべて同一のオブジェクト)となり、マージ操作が単純かつ簡単になります。