カスタム・プロパティを使うにあたって注意すべきこと

エンド・ユーザーとしてサイン・オンし、カスタム・プロパティをテストする

カスタム・プロパティをテストするときは常にエンド・ユーザーとしてサイン・オンし、UF_EXEC(または同等の)エントリー・ポイントを使用する必要があります。設計者(UF_DESGNまたは同等)または管理者(UF_ADMINまたは同等)としてサイン・オンしてテストすることはお勧めしません。

カスタム・プロパティを入れ替えてからフレームワークを保存し再起動する

フレームワークを設計者または管理者として使用している時にカスタム・プロパティを本当にテストしたいなら、カスタム・プロパティ定義に何らかの変更を加えるたびに、そのプロパティにアクセスするアプリケーションを実行する前にフレームワークを保存および再起動する必要があります。

常にデフォルト値を指定する

どのプロパティにも常にデフォルト値を指定する必要があります。これにはいくつかの理由があります。

· 管理者がプロパティを変更できない場合、当然これは必要です。

· 管理者がある特定のユーザーのプロパティを設定しなかったり、変更しなかった場合、値がユーザーと共に保存されません。常に現在のデフォルト値が使用されます。

· 管理者がプロパティを変更できる場合、良いデフォルト値を設定しておくと管理者の時間が省け、サポートのコストも削減できます。

ヘルプ・テキストに時間をかける

カスタム・プロパティの簡単なヘルプ・テストに3分かけておけば、後にサポートの時間を1日減らすことができるかもしれません。

カスタム・プロパティの変更と再配布

既存のカスタム・プロパティの定義を変更した、および/またはそれに関連付けられた値をリストから削除し、フレームワークの定義を(再)配布した場合、特に多くのユーザーがすでに固有のプロパティの値とリストを保存していれば、配布の悪影響を慎重に配慮する必要があります。

カスタム・プロパティが多すぎる場合

フレームワークに定義できるカスタム・プロパティの数には特に制限がないため、100を超えるとフレームワークに操作性の問題が生じる恐れがあります。

WAMのカスタム・ユーザー・プロパティ

WAMでカスタム・ユーザー・プロパティを使う場合、uHandleEventルーチンでカスタム・ユーザー・プロパティを設定または取得しないでください。まず、フレームワークがWAMを初期化するようにします。カスタム・プロパティの設定や取得は、uExecuteその他のルーチンで実行してください。