XMLファイルの暗号化
このオプションで、フレームワーク定義、サーバー定義、テーブル定義およびユーザー定義の格納に使用するXMLファイルを暗号化するかどうかを指定します。
注: XMLファイル内にユーザー定義を格納するのは現在はほとんど使われない古い機能です。 新しいフレームワークではこの機能は使用しないでください。
このオプションが有効な場合、<名前>.XMLファイルの内容は保存・バージョン化(バージョン管理が有効な場合)される時に暗号化されます。 暗号化されたファイルのコピーが<名前>.XML.UNENCという名前で作成され、バージョン管理が有効な場合はこれもバージョン化されます。
<名前>.XML.UNENCファイルは常に保管しておいてください。このファイルはプレーン・テキスト形式になっており、万が一暗号キーを紛失した場合や、誤って暗号化ファイルを破損してしまった時などの大きなデータ損失を防ぎます。
ただし、配布は<名前>.XMLの暗号化されたバージョンのファイルのみにしてください。 これは内容が暗号化されているので、配布された場所において内容が変更されることはほとんどないからです。
暗号キーは2つの8文字のキーから成ります。 1つはユーザーが提供し、もう1つはVLFから提供されます。こうすることでどちらか一方がファイルの内容を外部から簡単に解読できないようになっています。
ユーザー側のキーは、常にユーザー・バージョンのUF_EXEC、UF_DESGN、UF_ADMINおよびUF_DEVELシステムのエントリー・ポイントにより提供されます。 このユーザー自身の暗号キーの設定方法について詳しくは同梱のサンプル・ソース・コードを参照してください。 このオプションを使用して自身のシステム・エントリー・ポイントを作成しない場合は、省略値の8バイトのユーザー暗号キー"UDEFAULT"が使用されます。 システム・エントリー・ポイント内の暗号キーそのものを変更してもXMLファイル暗号化が有効にはならないことに注意してください。暗号化するにはこのオプションを有効にする必要があります。
暗号キーを紛失したり、または他の何らかの理由で暗号化されたXMLファイルが使用できなくなった場合は、暗号化されている<名前>.XMLを削除して、<名前>.XML.UNENCバージョンの名前を<名前>.XMLにします。そしてフレームワークを設計者モードで再起動します。