5250画面とは?
「5250画面とは?」という質問は、主観的な質問です。
この5250画面は...
この5250画面と同じですか?
外観的には、「いいえ、違います。見たらわかるでしょう」と答えるかもしれません。
ただし、表示されているRPGプログラムの機能を理解したら、「これらの画面は同じ画面です」と答えるかもしれません。プログラム内には、5250画面を実際に表示している1つのポイントのみがあるため、これらの画面は論理的に同じでなければなりません。
画面の署名
RAMP-TSは、画面に表示されるレコード様式に基づいて、どの画面にも署名を割り当てます。RAMPツールの使用時に署名を確認できます。
2番目の画面には、サブファイル制御レコードといくつかのサブファイル・レコードが表示されているため、上記のサンプル画面は異なる署名を持っています。つまり、RAMP-TSはこれらの画面を別の画面と考えます。
サブファイル以外の他の画面では、同じ種類の異なる署名という状況が発生することがあります。
例えば、郵送の詳細を示すADDINFOなどのレコード様式が受注の詳細に表示されることがありますが、これは配達住所が郵送住所が異なる場合のみ表示されます。つまり、OrderDetailsなどの1つの画面名には実際は2つのバリエーションがある(2つの異なる署名を持っている)と考えてください。
このチュートリアルの重要なポイントは、5250画面には異なる署名があること、およびこれらを使用して種々の状況を処理する方法を理解することです。
異なる署名で表示されている同じ画面を処理する
RAMPで、実際には同じ画面であると考える必要がある2つの画面に異なる署名を与えた場合、両方の画面に同じ画面名を付けてこれを容易に解決できます。
つまり、両方の画面バリエーションを処理する1つの画面スクリプトがあります。
異なる画面署名ごとにバリアント名を適用する場合もあります。これにより、1つの画面スクリプトでどの画面を実際に処理しているかを指定できます。
この状況の処理方法については、「RAMP-TS015 ステップ1. 同じ名前を2つの画面バリエーションに割り当てる」を参照してください。
同じ署名で表示されている異なる画面を処理する
異なる画面と見なしても同じ署名を持っている場合があります。
通常、これはi5/OSシステム・コマンド画面に当てはまります(すべて署名QDUI132.USRRCDを持っています)。
画面のIDフィールドなどの追加の詳細を選択して、これらの画面を一意に識別することができます。例えば、画面のタイトルがあります。これを行うと、各画面に異なる画面名が割り当てられ、画面はそれ自体の一意の画面処理スクリプトを持ちます。
「RAMP-TS015 ステップ2. 同じ署名を持つ異なる画面を処理する」を参照してください。
異なる画面をグループまたは一連の画面として処理する
一連の異なる画面全体がよく似た動作特性を持っていることがあります(コード・テーブル・メンテナンス・プログラムなど)。
各画面は異なる署名を持っていますが、すべてに同じ画面名を割り当てた場合、すべての画面を管理する1つの画面スクリプトを持つことができます。
1つの画面スクリプトで多数の異なる画面スクリプトを処理できるため、これは生産的です。
一般に、異なる画面ごとに別のバリアント名を割り当てます。これにより、1つの画面スクリプトでどの画面を実際に処理しているかを指定できます。
「RAMP-TS015 ステップ5. 一連の画面の作成(高度)」を参照してください。