RAMP-TSAD08 ステップ3. 画面ラッパー・コードについて

LANSA RAMP-TS

RAMP-TSAD08 ステップ3. 画面ラッパー・コードについて


このステップでは、画面ラッパーのコードを検証します。

1.    Visual LANSAエディターで画面ラッパーのソース・コードを表示します。

2.    画面ラッパーはコマンド・ハンドラーです。このため、その祖先は#VF_AC010である必要があります。

3.    まず、EFINE_COMステートメントに注意します。このステートメントは、コマンド・ハンドラーが基盤の5250画面と通信できるようにする画面ラッパー・コンポーネントを定義します。


 

4.    次に、uInitializeイベント・ルーチンで、画面ラッパーのuCommandプロパティを#COM_OWNERに設定するステートメントに注意します。


 

uCommandは常に#com_ownerに設定する必要があります。そうでない場合、画面ラッパーがコマンド・ハンドラーにアクセスできないため、VF_INIT_ERRORタイプのエラー・メッセージが出力されます。

5.    次に、uExecuteメソッド・ルーチンのMakerampTSavailableメソッドにより、RAMPの実行が開始されます。


 

6.    RAMPが利用可能になったら、ラッパーを移動するDestination画面を#myscreen_wrapper.RampTSAvailableイベント・ルーチンで指定します。


  

7.    最初に、vHandleArriveイベント・ルーチンは、到着した画面がDisplayEmployeeであることをチェックします。エラー処理の場合、UPDATE_EMPLOYEEペイロードがあるかどうかをチェックします(ユーザーが[保存]ボタンをクリックしたときに発行)。ない場合、ラッパーは画面上のフィールドから値を取得して表示します。


 

 

8.    画面ラッパー上の[保存]ボタンを処理するイベント・ルーチンを確認します。このイベント・ルーチンは、ラッパーフィールド上の値を画面上のフィールドに割り当て、次にEnter キーを押す処理をエミュレートします。


 

9.    最後に、#myscreen_wrapper.RampMessageイベントを処理するルーチンを確認し、RAMP-TSが画面ラッパーの各種のエラーを処理する方法を確認します。