アプリケーション内で最も重要で複雑な5250プログラムが刷新の落とし穴になる可能性がある
刷新の最も巨大で最も厄介な落とし穴は、アプリケーション内の最も重要でかつ通常最も複雑な5250プログラムに存在します。そのプログラムは、ERPアプリケーションではオーダー・エントリーを処理し、保険アプリケーションではポリシーマスター更新を行います。
すべての5250アプリケーションには、この巨大で厄介な5250プログラムが少なくとも1つは存在します。
「このプログラムを処理できれば、RAMPはあらゆる処理を実行できる」という単純な考えに基づいて、このような種類の5250プログラムをあらゆる刷新の概念実証作業に含めることは、説得力があり論理的です。
しかしその結果、このプログラムの特性を理解すること、およびこのプログラムのスクリプトを作成することに多くの時間を費す場合があります。これを処理するために過剰な時間を費やしたり、また刷新する必要のある他の数百または数千もの重要な5250プログラムからすべての注意がそらされることがなければ、それでも良いのですが...。このような場合、落とし穴に陥る可能性があります。
· ISVサイトでは、「可能性のある顧客に刷新した製品を適切に披露するために、新しいVisual LANSAコンポーネントに真っ先に変更するプログラムは何か」を検討する必要があります。
· 社内開発サイトでは、「新しいVisual LANSAコンポーネントに変更した場合に、エンド・ユーザーの生産性と利用性を最も向上させることのできるプログラムは何か?」、また、「より優れたものに置き換えられたプログラムで、刷新プロジェクトに対してほとんどの経営者とエンド・ユーザーからサポートを集めるプログラムは何か?」を考える必要があります。
ほとんどの場合、この2つの回答は共に、最も巨大で厄介な5250プログラムになることでしょう。
なぜ、より優れたものに置き換えることを検討しないのか?
これが本当の場合、次の質問は、「なぜ、このプログラムを再利用することにこれだけの時間と労力を費して、より優れたものに置き換えることを開始しないのか?」となるはずです。
その理由は明らかに、置き換えに関する時間と費用をかけないようにするためです。
ただし、さまざまな市場、ビジネス、政治的な理由ですぐにでも置き換える必要があるという製品化の場合、それをただちに実行することを真剣に検討して、再利用することに過度の時間を費やすことなく、また刷新する必要のある他のすべての5250プログラムの損失が注目の的にならないようにする必要があります。