RAMP-TS003 ステップ1. 実際の名前フィルターを作成する
このステップでは、従業員の姓によりPSLMSTファイルを検索する実際のフィルターを作成します。コード ウィザードの使い方についても学びます。
1. [名前]フィルターの[コード ウィザード]ボタンをクリックします。
[コード ウィザード]ウィンドウが表示されます。ここでは、フィルター、インスタンス・リスト、およびコマンド・ハンドラー内にプラグインできる別のタイプのコンポーネントを作成できます。フレームワークを初めて使用するときは、コード ウィザードを使用することを強くお勧めします。
多くの場合、最初は、実行可能なコンポーネントを生成するフィルターを使用します(CRUDフィルター(Create/Read/Update/Delete)、ファイルまたはビューを検索するフィルターなど)。作業の進行と共に、スケルトン・フィルターのみを使用したり、単に作成したいフィルターに類似するフィルターをコピーします。
2. 英語以外のシステムを使用している場合は、[フレームワーク]、ツリー表示の左上にあるフレームワークの順にクリックします。下側にコード生成オプションの設定 オプションが現れるので、オプションを選択し、プリファレンスを設定します。
3. 左上のリストで、[人事]アプリケーション、[Employees]、および[名前]フィルターが選択されていることを確認します。
4. その下にある[標準MS Windows]をプラットフォームとして選択します。
5. 生成するコードのタイプとして、[ファイルおよびビューを検索するフィルターを作成]を選択します。
6. [次へ]ボタンをクリックします。
7. 次のページで、[このビジネスオブジェクトに一番近い物理ファイル]としてPSLMSTを指定します。
コード ウィザードは、必要なビジュアル識別子とプログラム的識別子を検出します。
· ビジュアル識別子は、ユーザーがビジネス・オブジェクトの一意のインスタンスを識別するために使用するフィールドです。
· プログラム的識別子は、プログラムがビジネス・オブジェクトの一意のインスタンスを識別するために使用するフィールドです。通常、これらの識別子はインスタンス・リストのデータを構成するファイルのプライマリ・キーとなります。
· 追加の列は、プロトタイプ作成フェーズの間に追加された、インスタンス・リスト内の追加の列を表します。
8. [次へ]ボタンをクリックします。
9. 次のページで、[フィルタリングと検索に使用するビュー]としてPSLMST2を指定します。これは、SURNAMEおよびGIVENAMEフィールドによるキー付きのPSLMSTファイルの論理ビューです。
作成するフィルターごとに適切な論理ファイルが必要になることに注意してください。すべてのフィルターを実装する前に、データ・モデルを検証し、すべての論理ファイルが存在することを確認します。これにより、プロトタイプの実行のプロセスを迅速に行うことができます。
10. 検索操作に使用するビューのキーとして、[SURNAME]フィールドを選択します。
11. [次へ]ボタンをクリックします。
12. [インスタンスリストを更新するためのシグナルを受け取るRoutine]オプションを選択します。
13. [生成]ボタンをクリックします。
次のページ、[生成されたソース コード]にフィルターのソース・コードが表示されます。ここで、このコードを含むコンポーネントを作成する必要があります。
14. 実際のフィルターの名前として、iiiRMP01を指定し、説明として名前フィルターを指定します。(iiiは自分のイニシャルです。Visual LANSAの非ライセンス版または試行版を使っている場合は、iiiの部分をDEMとする必要があります)。
15. [生成]ボタンをクリックし、コンポーネントを作成します。
しばらくして、フィルター・コンポーネントがVisual LANSAエディターに表示されます。
16. コンポーネントをコンパイルします。