価値を付加するもの

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価値を付加するもの


刷新されたアプリケーションに真のビジネス価値を付加しなければ、プロジェクトは成功しない可能性があります。

ビジネスの成功や費用の節約をもたらすものは価値を付加します。これらは、ビジネス・プロセスや生産性の向上、訓練費用の削減からスタッフの満足まで多岐にわたります。同様に、エンド・ユーザーがジョブを迅速に、適切かつ賢明に、高い個人的な満足度で実行できるものは価値を付加します。  

ツリーを使用して、5250メニュー・ナビゲーションを複数のラジオ・ボタンやドロップ・ダウンに置き換えるなど、ありふれた価値のアイテムを導入しても、エンド・ユーザーにとっては負の価値にしかならないことがあります。  

真の価値を既存の5250アプリケーションに付加するには、以下のようないくつかの方法があります。

洗練された強力なフィルターの使用によるデータへのアクセス

フィルターは既存の5250アプリケーションでは実行できないことを簡単に実行可能で、一般的なエンド・ユーザー・ビジネス・プロセスに正確に合わせて調整できるため、価値を付加します。

例えば、基本的な製品照会の5250画面を使用し、製品マスター・ファイルや発注詳細ファイルに対して強力なフィルターを追加した場合、本日の発注、在庫切れによる発注のすべての製品の検索、名前による検索、カテゴリによる検索などを行えるようにすることで、エンド・ユーザーの日常業務に多くの価値を付加することができます。

また、エンド・ユーザーが独自の頻繁に使用されるカスタム検索を定義できるフィルター(毎週月曜日に前の週に売れたすべての製品を表示するなど)や一般的に使用するリストを動的に作成するフィルター(すべての製品が有害と示されるなど)も大きな真の価値を付加します。

5250アプリケーションを単に模倣するフィルターは、多くの価値を付加しません。 

 情報の集約

5250アプリケーションでは、倉庫に勤務している社員と事務所に勤務している社員が複数のソースから情報を抽出し、それを管理レポート内に集約したり、異種の非統合アプリケーション内への入力に使用することが必要になることがあります。

これらのタスクを1、2回のクリックで単一のフォームに集約できる場合は、経営者やユーザーに対して真の価値を付加します。  

デスクトップ・アプリケーションとの統合

ユーザーと顧客のコミュニケーションを促進する電子メールやレポート作成および解析タスクを促進するMS-Excelなどの機能を統合することで、価値を付加します。      

繰り返しおよびキーの再設定の削減

多くの5250アプリケーションでは、基盤の5250アプリケーションが統合されていないため、ユーザーによる情報のキーの再設定がまだ必要です。

これを削減または解消できる場合、経営者やエンド・ユーザーに価値を付加します。また、テンプレートのユーザー定義可能なリストからの5250画面の洗練されたプロンプトや事前入力も価値を付加する適切な方法です。   

 

これまで説明した内容は、最も効果的なビジネス・プロセスの再構築の根底にある簡素な例です。これは、すでに実現されていることであり、これらを新しい改良された方法で再使用してください。

これらすべての点は、「ステージ1:刷新フレームワークの作成」で考慮する必要があります。