画面ラッパーの基本

LANSA RAMP-TS

画面ラッパーの基本


画面ラッパーの定義

画面ラッパーは、クラスVF_SY122のVL再利用可能パーツです。内部のあらゆるタイプのルーチンとは対照的に、グローバルなスコープとして定義する必要があります。

Define_Com Class(#vf_sy122) Name(#myscreen_wrapper) Parent(#PANL_1) Visible(False) Displayposition(3)

キー・ポイント:

·         初期表示をFalseに設定します。これにより、指定しない限り表示されなくなります。たとえば、致命的エラーが発生したときにデザイン・モードで表示すれば、現在の5250画面の状態を確認するオプションを選択できます。

·         メイン・パネルの中央に配置されたパネルの子にすることができます。これにより、致命的エラーを追跡するために表示することが簡単になります。

uCommandプロパティの設定

コマンドのuInitializeメソッド・ルーチンで、画面ラッパーのuCommandプロパティを設定します。

Mthroutine Name(uInitialize) Options(*REDEFINE)

* Do any initialization defined in the ancestor

Invoke Method(#Com_Ancestor.uInitialize)

Set Com(#myscreen_wrapper) Ucommand(#com_owner)

Endroutine

キー・ポイント:

·         uCommandは常に#com_ownerに設定します。

·         uCommandの設定に失敗すると、タイプVF_INIT_ERRORのエラー・メッセージが表示されます。

RAMPを使用できるようにして実行を開始

通常、初めて実行するときは、コマンドのuExecuteメソッド内部でMakerampTSavailableメソッドを呼び出します。

#myscreen_wrapper.MakerampTSavailable

キー・ポイント:

·         初回コマンド実行時に初めてRAMPを使用可能にする場合、RAMPがホストに接続されていないため、イベントの起動には通常より少し時間がかかります。

·         RampTSAvailableイベント・ルーチンでコマンドが制御を取り戻します。

RampTSAvailableイベントの検査

RAMPが接続され、対話処理の準備ができると、このイベントのコマンドにシグナルを戻します。つまり、ナビゲーションを開始する準備が整っています。例:

Invoke Method(#myscreen_wrapper.navigatetoscreen) Name(EMPLOYEE_SKILLS)

RampMessageイベントの検査

RampMessageイベントではエラー処理ロジックを記述し、5250アプリケーションで発生したメッセージを処理します。