サンプル1: 温度信号をログする

LabVIEW SignalExpressヘルプ

サンプル1: 温度信号をログする

LabVIEW SignalExpressでは、さまざまなデバイスや計測器から集録した信号をログすることができます。このサンプルでは、NI-DAQmxデバイスから集録する温度信号をログする方法を説明します。このサンプルは、熱電対温度センサがNI-DAQmxデバイスの物理チャンネルai0に接続されていることを想定しています。

メモ メモ  NI-DAQmxソフトウェアは、National InstrumentsデバイスドライバDVDからインストールするか、ni.com/downloadsから最新バージョンをダウンロードすることができます。

以下の手順に従って、LabVIEW SignalExpressでデバイスの温度信号を集録します。

  1. LabVIEW SignalExpressでファイル→新規プロジェクトを選択して、新しいLabVIEW SignalExpressプロジェクトを作成します。
  2. ステップを追加→信号を集録→DAQmx集録→アナログ入力→温度→熱電対を選択して、プロジェクトビューに「DAQmx集録」ステップを追加します。タスクにチャンネルを追加ダイアログボックスが開きます。
  3. タスクにチャンネルを追加ダイアログボックスでDev1(デバイス名)ai0を選択し、OKボタンをクリックします。ステップ設定タブのチャンネルのリストにDev1_ai0が表示されます。熱電対の設定オプションがチャンネルリストの右側に表示されます。
  4. 熱電対設定のオプションでステップを設定します。熱電対タイプを選択し、スケール後の単位プルダウンメニューから°Fを選択します。
  5. ステップの設定が完了したら記録ツールバーボタンをクリックします。ログ信号選択ダイアログボックスが表示されます。
  6. ログ信号選択ダイアログボックスで、信号を選択ツリーで熱電対を拡張し、Dev1_ai0チェックボックスをオンにします。
  7. OKボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じると、信号の記録が開始されます。新しいログがログデータウィンドウに表示されます。
  8. データビュータブに切り替え、ログデータウィンドウのログをデータビュータブにドラッグしてログの進行状況を表示します。
メモ メモ  「DAQmx集録」ステップの熱電対出力をデータビュータブにドラッグして信号の現在の値を表示することもできます。
  1. 記録ボタンまたは停止ボタンをクリックして信号のログを停止します。
  2. ファイル→プロジェクトを保存を選択してプロジェクトを保存します。
メモ メモ  プロジェクトのログは、プロジェクトと共に保存されます。また、ログデータはオプションダイアログボックスのロギングページで指定されたディレクトリにも.tdmsファイル形式で保存されます。

このサンプルでは、ボタンのクリックによってログを開始または停止する方法を説明していますが、信号が特定の条件を満たしたときにログを開始または停止する必要がある場合もあります。サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログするでは、ログの開始条件と停止条件を指定する方法を説明します。