対話式アライメント

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対話式アライメント

2つのプロットをアライメントし、比較できるようにします。 グラフ上でテストプロットをドラッグまたは拡大するか、またはアルゴリズムを使用して自動的にステップ、パルス、周期性パラメータをアライメントし、手動で基準信号入力の信号にテスト信号入力の信号をアライメントします。

詳細  

パラメータ説明
入力信号アライメントする2つの信号を表示します。
Y(x)を自動スケール入力信号からデータを反映するように垂直スケールを調整します。
比較結果信号リサンプルページのリサンプルおよび比較設定セクションにある操作で指定した処理で、結果的に得られた比較信号を表示します。
比較信号を自動スケール2つの整列した信号で操作結果を反映するように垂直スケールを調整します。
xを自動スケール表示データを反映するように時間スケールを調整します。
入力/出力次のオプションがあります。
  • 基準信号入力—基準入力信号を指定します。
  • テスト信号入力—基準信号にアライメントするテスト入力信号を指定します。
  • アライメントした信号をエクスポート基準信号入力テスト信号入力の信号をプロジェクトビューにエクスポートします。「対話式アライメント」ステップは、基準信号入力のタイミングパラメータに一致するようにテスト信号入力をリサンプルします。
  • xオフセットの結果をエクスポートアライメントページの幾何パラメータセクションに表示されるxオフセット値を、プロジェクトビューにエクスポートします。
  • yオフセットの結果をエクスポートアライメントページの幾何パラメータセクションに表示されるyオフセット値を、プロジェクトビューにエクスポートします。
  • xゲインの結果をエクスポートアライメントページの幾何パラメータセクションに表示されるxゲイン値を、プロジェクトビューにエクスポートします。
  • yゲインの結果をエクスポートアライメントページの幾何パラメータセクションに表示されるyゲイン値を、プロジェクトビューにエクスポートします。
アライメント次のオプションがあります。
  • 幾何パラメータ—次のオプションがあります。
    • xオフセット—アライメント操作の時間シフト(オフセット)を設定するか返します。
    • yオフセット—アライメント操作の振幅オフセットを設定するか返します。
    • xゲイン—アライメント操作の時間拡大(ゲイン)を設定するか返します。
    • yゲイン—アライメント操作の振幅ゲインを設定するか返します。
    • x0を無視—テスト信号のタイムスタンプ値を基準信号のタイムスタンプ値と同じになるように強制します。
    • xオフセットを許可—テスト信号の手動の時間シフト(オフセット)を可能にします。
    • yオフセットを許可—テスト信号の手動の振幅オフセットを可能にします。
    • xゲインを許可—テスト信号の手動の時間拡大(ゲイン)を可能にします。
    • yゲインを許可—テスト信号の手動の振幅ゲインを可能にします。
  • アライメント条件—次のオプションがあります。
    • モード—「対話式アライメント」ステップの信号のアライメントモードを指定します。以下のオプションから選択できます。
      • 手動―テスト信号の手動でのアライメントを可能にします。
      • 自動インパルス―信号に正または負のインパルスパターンが含まれるという前提に基づいて、自動的アライメントアルゴリズムを選択します。
      • 自動ステップ―信号に立ち上がりまたは立ち下がりステップパターンが含まれるという前提に基づいて、自動アライメントアルゴリズムを選択します。
      • 自動周期―信号に周期性があるという前提に基づいて、自動アライメントアルゴリズムを選択します。
    • 信号を反転—入力テスト信号を反転します。
    • 基準—以下のアライメント基準を指定します。

      インパルス基準:
      • ベースとピークをアライメント―2つのインパルスを、ベースとピークのレベルが合うように、またピーク位置の時間が合うようにアライメントします。
      • 50-50%に合わせる―それぞれ50%の立ち上がりと立ち下がりのエッジポイントが重複するように、2つのインパルスをアライメントします。
      • エッジをユーザレベルに合わせる低レベル(%)高レベル(%)ポイントが重複するように、インパルスの立ち上がりまたは立ち下がりエッジをアライメントします。
      • インパルスをユーザレベルにアライメント―両方のプロット上でそれぞれ立ち上がりレベル(%)立ち下がりレベル(%)に指定するポイントが重複するように、2つのインパルスをアライメントします。
      ステップ基準:
      • 低レベル、高レベル、ユーザレベルをアライメント―2つのステップをアライメントすると、低レベル(0%)と高レベル(100%) がアライメントされ、中間レベル(%)に指定するエッジのポイントが重複します。
      • 10%と90%をアライメント―立ち上がりまたは立ち下がりエッジ上の10%と90%のポイントが重複するように、2つのステップをアライメントします。
      • ユーザレベルにアライメント―立ち上がりまたは立ち下がりエッジ上の低レベル(%)高レベル(%)に指定したポイントが重複するように、2つのステップをアライメントします。
      周期性基準:
      • 周波数、位相、およびp-pをアライメント―基本トーンが重複するように、2つの周期信号をアライメントします。
    • 立ち下がりエッジ—インパルスまたはステップの立ち上がりや立ち下がりエッジで、エッジのアライメント操作を実行するように指定します。
    • レベルA—次のオプションがあります。
      • 低レベル(%)―エッジのアライメント操作で、低基準として使用する信号ポイントレベルを指定します。単位は、整列するインパルスまたはステップの振幅の割合(%)です。デフォルト値は10です。

      • 立ち上がりレベル(%)―インパルスのアライメント操作で、重複する立ち上がりエッジポイントレベルを指定します。デフォルト値は50です。
      • 中間レベル(%)―ステップのアライメント操作で、中間基準として使用する信号ポイントレベルを指定します。単位は、整列するインパルスまたはステップの割合(%)です。デフォルトは50%です。

    • レベルB—次のオプションがあります。
      • 高レベル(%)―エッジのアライメント操作で、高基準として使用する信号ポイントレベルを指定します。単位は、整列するインパルスまたはステップの振幅の割合(%)です。デフォルト値は90です。
      • 立ち下がりレベル(%)―インパルスのアライメント操作で、重複する立ち下がりエッジポイントレベルを指定します。デフォルト値は50です。
リサンプル次のオプションがあります。
  • リサンプルおよび比較設定—次のオプションがあります。
    • 補間タイプ—次のオプションがあります。
      • 強制―各出力サンプルを、それに時間が最も近い入力サンプル値と等しくなるように設定します。
      • 線形―各出力サンプル値を、それに時間が最も近い2つの入力サンプル間の線形補間となるように設定します。
      • スプライン―スプライン補間アルゴリズムを使用してリサンプル値を計算するよう指定します。
      • フィルタベース―有限インパルス応答(FIR)フィルタを使用した信号のコンボリューションによる補間方法を使用します。
    • 操作—アライメント後に、信号を加算、減算、乗算、または除算するように指定します。結果信号グラフは操作結果を表示します。デフォルト値は減算です。
  • FIRフィルタ仕様—次のオプションがあります。
    • 正規化された帯域幅—使用するFIRフィルタの正規化されたカットオフ周波数。デフォルト値は0.4000です。
    • エイリアス除去(dB)—使用するFIRフィルタの最小ストップバンド減衰量。デフォルト値は80 dBです。

詳細 対話式アライメント

テストプロットを移動する

テストプロットは、ドラッグして移動できます。 自動スケールチェックボックスがオンになっている限り、マウスボタンを離すと同時にグラフがプロット表示を最適化するために自動スケールされます。 テストプロットのドラッグ中は、下方にある比較結果の信号を表示するグラフは更新されませんが、マウスボタンを離すと同時に新しい比較演算処理が実行されます。

上方のグラフに表示される小さい十字は、アンカーポイントと呼ばれ、最後にマウスを離した位置を示します。 アンカーポイントを移動するには、新しい場所でクリックします。

テストプロットを拡大する

垂直方向の信号振幅のゲイン/減衰、および水平方向の時間の拡大/圧縮に対応して、テストプロットを垂直と水平の両方向に拡大することもできます。 プロットを拡大するには、<Alt>キーを押しながらグラフをクリックしてドラッグします。 プロットを拡大してもアンカーポイントの位置は変わりません。マウスポインタの位置は、マウスの動きに合わせて拡大を開始した位置から移動します。

移動または拡大をロックする

テストプロットの特定方向への意図しない移動や拡大を回避するには、対応するxゲインを許可yゲインを許可xオフセットを許可yオフセットを許可チェックボックスをオフにします。 特定方向への移動や拡大を禁止すると、それ以外の方向へ拡大したときに、アンカーポイントの位置が実際の場所と矛盾し、通常の拡大操作と異なる動作となる可能性があります。

アライメントの評価

比較結果の信号を表示する下方のグラフでアライメントを評価できます。 この信号には、2つのアライメントした信号で実行するLabVIEW SignalExpressを指定する演算操作の結果が表示されます。 デフォルト値は差異です。

アライメントの結果をエクスポートする

入力/出力ページで以下のチェックボックスを使用して、アライメント情報をエクスポートできます。

  • アライメントした信号をエクスポート
  • xオフセットの結果をエクスポート
  • yオフセットの結果をエクスポート
  • xゲインの結果をエクスポート
  • yゲインの結果をエクスポート

テスト信号をリサンプルする

テスト信号入力基準信号入力にアライメントするには、信号をリサンプルし、差異のようなサンプルの演算操作でサンプルを実行できるようにする必要があります。 リサンプル処理は、LabVIEW SignalExpressが同じレートで位相単位にアライメントした波形のサンプリングを行うことを確認します。 リサンプルページで異なるリサンプルのオプションを選択できます。