VIを使用して計測器と通信する

LabVIEW SignalExpressヘルプ

VIを使用して計測器と通信する

LabVIEW SignalExpressには、計測器と通信するための一連のIVIステップが以下のIVIクラスに用意されています。

  • デジタルマルチメータ
  • オシロスコープ
  • DC電源装置
  • 任意波形/関数発生器

計測器と通信するには、計測器固有のIVIドライバをインストールし、その計測器のセッション名を作成する必要があります。

計測器固有のIVIドライバをダウンロードしてインストールする

計測器のIVI固有ドライバをダウンロードするには、以下の手順に従ってください。

  1. 計測器ドライバネットワークにアクセスします。
  2. ページの左に表示される計測器の種類から適切なドライバを選択するか、ドライバを閲覧リンクをクリックして絞り込み検索フィールドに必要な計測器を入力して検索します。
  3. ダウンロードするべきドライバが見つかったら、型番の名前をクリックしてドライバの説明を表示します。
  4. Driver Typeに「IVI」と記載されていることを確認します。
  5. ドライバをダウンロードしてインストールします。

IVIセッション名を作成する

各LabVIEW SignalExpress IVIステップには、そのステップに関連付けるセッション名を選択するためのIVIセッション名プルダウンメニューがあります。セッション名は、ステップで使用するドライバと計測器を識別するものです。IVIセッション名プルダウンメニューで、以前作成したセッション名を選択したり、新しいローカルセッション名をステップから作成することもできます。

IVI論理名をステップから作成するには、以下の手順に従ってください。

  1. IVIセッション名から新規作成を選択します。
  2. 名前を入力して、制御する計測に関連付けられたリソースデスクリプタを選択します。リソースデスクリプタに適切なデスクリプタが表示されていない場合は、直接入力します。
  3. 計測器ドライバを選択して、OKボタンをクリックします。
メモ  シミュレーションデータを有効にするチェックボックスにチェックマークを付け、ハードウェアをシミュレートすることもできます。

デプロイメント

LabVIEW SignalExpressのIVIステップは、IVIセッションを通して計測器と通信します。IVIセッションは、LabVIEW SignalExpressプロジェクトではなくIVI Configuration Storeに保存されます。したがって、IVIセッションはコンピュータ間で移行できません。

LabVIEW SignalExpressプロジェクトをデプロイする

LabVIEW SignalExpressがインストールされているコンピュータにLabVIEW SignalExpressプロジェクトを配布するには、IVIステップを再構成して既存のIVIセッションを使用するか、適切なIVIセッションがない場合は新しいIVIセッションをLabVIEW SignalExpress内で作成します。

  1. IVIセッション名から新規作成を選択します。
  2. 名前を入力して、制御する計測に関連付けられたリソースデスクリプタを選択します。リソースデスクリプタに適切なデスクリプタが表示されていない場合は、直接入力します。
  3. 計測器ドライバを選択して、OKボタンをクリックします。
メモ  シミュレーションデータを有効にするチェックボックスにチェックマークを付け、ハードウェアをシミュレートすることもできます。

LabVIEW SignalExpressプロジェクトから変換されたLabVIEWコードをデプロイする

LabVIEW SignalExpressから変換されたプロジェクトは、LabVIEW SignalExpressで構成されたIVIセッションを使用します。生成したコードを新しいマシンにデプロイした場合は、そのマシンでIVIセッションを再作成する必要があります。LabVIEW SignalExpressがマシンにインストールされている場合は、LabVIEWのブロックダイアグラムを配布して実行するを参照してください。LabVIEW SignalExpressがインストールされていない場合でも、National Instruments Measurement & Automation Explorer (MAX)でIVIセッションを作成できます。

  1. MAXを起動します。
  2. IVIドライバを展開します。
  3. MAXのヘルプの説明に従います。

MAXを使用してIVIシステム構成する方法は、NI Developer Zoneでも参照できます。

リソースデスクリプタ

リソースデスクリプタは、ハードウェアのインタフェースとアドレスを指定してステップに関連付けるための文字列です(VISAリソースデスクリプタなど)。有効なリソースデスクリプタには、以下のようなものがあります。

  • GPIB::22::INSTR
  • GPIB1::22::5::INSTR
  • VXI::64::INSTR
  • ASRL2::INSTR
  • GPIB::22::INSTR
  • DAQ::1::INSTR
  • PXI1Slot2
メモ  シミュレーションデータを有効にするチェックボックスにチェックマークを付けた場合、リソースデスクリプタは必要ありません。

計測器ドライバ

ドライバリストには、ステップが参照できるドライバセッションがすべて表示されます。リストからドライバを選択すると、そのドライバが使用できる特定のプロパティセットにセッション名が関連付けられます。

シミュレーションデータを有効にする

シミュレーションデータを有効にするチェックボックスにチェックマークを付けると、特定のドライバ関数によって計測器I/Oがシミュレートされます。チェックボックスを外すと、ドライバ関数から計測データを表す出力パラメータのシミュレートされた乱数値が返されません。