非反復ノイズ信号または位相連続信号を生成する
サポートされているNI-DAQmxデバイスは、実行中に出力バッファを更新して、位相連続信号または非反復ノイズ信号を生成することができます。
非反復ノイズ信号を生成するには、以下の手順に従ってください。
- プロジェクトビューに「アナログ信号を作成」ステップを配置します。
- 信号タイププルダウンメニューからノイズ信号を選択します。
- サンプルレートに10kと入力します。
- 反復信号チェックボックスがオフになっていることを確認します。
- ステップを追加ボタンをクリックして信号を生成→DAQmx生成→アナログ出力を選択し、電圧または電流を選択します。
- 「DAQmx生成」ステップのステップ設定タブの構成ページで、生成モードプルダウンメニューから連続サンプルを選択します。
- LabVIEW SignalExpressを連続実行します。「アナログ信号を作成」ステップで各反復において生成される新しいノイズパターンが「DAQmx生成」ステップに送信され、アナログ出力デバイスにロードされます。それにより非反復ノイズが生成されます。
「アナログ信号を作成」ステップと「DAQmx生成」ステップを使用して、任意周波数の位相連続信号を生成できます。位相連続ノイズ信号を生成するには、以下の手順に従ってください。
- プロジェクトビューに「アナログ信号を作成」ステップを配置します。
- 信号タイププルダウンメニューで、正弦波を選択して任意の周波数を指定します。
- 反復信号チェックボックスからチェックマークを外すと、信号の各反復は以前の反復に連続します。
- LabVIEW SignalExpressを連続的に実行します。「アナログ信号を作成」ステップによって、増加するタイムスタンプと連続した位相を持つ連続信号が生成されます。
生成された信号の位相連続性を維持するには、LabVIEW SignalExpressで最低ループレートが維持される必要があります。最低ループレートは、サンプルレートを信号のサンプル数で除算した値です。LabVIEW SignalExpressで最低ループレートを維持できない場合は、データビュー内の不要なグラフ表示プロットを削除し、すべての構成ビューを閉じます。それでも最低ループレートが維持されない場合は、サンプルレートの値を低くするかバッファサイズを増加させてください。
実際のノイズ信号生成の例については、SignalExpress\examples\DAQmxディレクトリにある「Continuous Noise Generation and Finite Acquisition (Non Regeneration)」サンプルを参照してください。