データロギング

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データロギング

LabVIEW SignalExpressで生成または集録する時間波形、スカラ、ブール信号をログに記録し、ステップを使用して解析または処理できます。LabVIEW SignalExpressの測定を記録、保存、解析するには、データロギングを使用します。

メモ メモ  LabVIEW SignalExpressでは、制限付きで周波数領域信号のログもサポートされています。

信号をログする

プロジェクトに有効な信号を出力するステップが含まれている場合は、記録ボタンをクリックして選択した信号をログダイアログボックスで信号を選択して、すぐにログを開始できます。LabVIEW SignalExpressは、停止ボタンがクリックされるまで連続的にプロジェクトを実行して信号をログします。生成されたログはプロジェクトビューの下方にあるログデータウィンドウに表示されます。信号は、集録信号のブロックサイズのブロックごと(サンプル数ごと)にログされます。信号のブロックサイズは、信号を作成または集録するステップで構成します。

ログされた信号は、ステップの出力と同様、ログデータウィンドウから信号名をデータビューにドラッグして表示できます。ログ信号をスクロールして、ログに関連付けられたすべてのアラームやイベントを表示することができます。また、再生作業エリアに切り替えてログされた信号を再生または解析することもできます。

メモ メモ  信号のログは、監視/記録作業エリアでのみ実行できます。

ログデータは、オプションダイアログボックスのロギングページで指定されたディレクトリに.tdmsファイル形式で保存されます。.tdmsファイルは、波形データと波形プロパティを含むバイナリ形式のファイルです。また、LabVIEW SignalExpressで以前作成した.tdmsファイルから、ログデータをインポートすることもできます。

実行中にログする

プロジェクトを実行するたびに信号を記録するには、以下のいずれかの方法で信号を指定できます。

  • プロジェクトビューで、ステップ出力を右クリックしてショートカットメニューから記録を有効化を選択し、出力のデータロギングを有効にする。
  • 表示→記録オプションを選択して記録オプションタブを表示し、信号選択ページで1つまたは複数の信号を選択する。
メモ メモ  記録オプションタブには、開始/停止条件、アラーム、イベントなどの詳細なログオプションを構成するためのページもあります。

上記のいずれかの方法で記録する信号を選択すると、ツールバーに実行中に記録ボタンが表示されます。実行中に記録ボタンが押された状態で実行ボタンをクリックすると、選択された信号がログされます。

周波数領域信号をログする

周波数領域信号の最後の既知の値をログし、データビュータブに表示することができます。信号の最後の既知の値とは、プロジェクトが停止した時点での信号の値です。周波数領域出力信号の最後の既知の値をログするには、プロジェクトビューで該当する信号を右クリックし、ショートカットメニューから最後の値を記録を選択します。周波数領域信号のログは、オプションダイアログボックスのロギングページで指定されたディレクトリに.tdmsファイル形式で保存されます。

メモ メモ  周波数領域信号は信号値として記録されるため、ログを再生することはできません。

複数のデータログを管理する

複数のログを記録すると、最新のログがアクティブログとなります。ログ中の信号をデータビュータブに表示している場合、ビューが新しいアクティブログを表示するように更新されます。アクティブなログの名前はログデータウィンドウで太字で表示されます。再生作業エリアでは、ログ信号を入力として使用するすべてのステップが、新しいアクティブログのデータを使用するように更新されます。アクティブログは、ログデータウィンドウでログ名を右クリックしてショートカットメニューからアクティブログに設定を選択していつでも変更できます。