トリガ

LabVIEW SignalExpressヘルプ

トリガ

指定したトリガに基づき、連続する信号のセクションを抽出します。 このステップは、信号がトリガ条件に一致し、トリガポイント(またはプレトリガのサンプル数を指定する場合にはトリガポイントの前)で開始する信号のセクションを返すまで、待機します。 このステップは、トリガされた信号を返します。ステップが返す信号は、トリガ前の入力信号と必ず同じサイズとなるため、入力信号には、トリガ後にステップが入力信号と同じサイズの信号を返すために十分なデータが含まれている必要があります。 入力信号に十分なデータが含まれていない場合、ステップはタイムアウトとなります。

詳細  

パラメータ説明
入力信号入力信号を表示します。
  • 表示された信号—プレビューグラフに表示する信号を指定します。 このオプションは、複数の信号を入力に選択した場合にのみ表示されます。
    メモ  入力信号に入力波形信号に依存するスカラ値が含まれる場合は、すべての信号をプレビューグラフに表示できません。
出力信号出力信号を表示します。
入力次のオプションがあります。
  • 入力信号—入力値を指定します。
構成次のオプションがあります。
  • トリガモード—指定した信号が、LabVIEW SignalExpressで行う信号の抽出開始に満たすべき条件を指定します。
    • 正のエッジ―信号が正のスロープでレベルで指定された値を超えたとき、トリガが発生するように指定します。
    • 負のエッジ―信号が負のスロープでレベルで指定された値を超えたとき、トリガが発生するように指定します。
    • ウィンドウに入った時―信号が上限下限で指定された範囲に入ったとき、トリガが発生するように指定します。
    • ウィンドウを出た時―信号が上限下限で指定された範囲から出たとき、トリガが発生するように指定します。
  • レベル—信号が入力信号をトリガする場合に満たすべきレベルを指定します。
  • 上限—指定した信号をトリガする範囲の上限を指定します。
  • 下限—指定した信号をトリガする範囲の下限を指定します。
  • ヒステリシス—指定した信号がトリガレベルを超えたと認識されるために通過する必要があるトリガレベルの上下の範囲を指定します。デフォルト値は0です。トリガヒステリシスを使用することで、ノイズによる不正なトリガの発生を回避することができます。
  • トリガ信号—入力がグループ信号の場合、トリガの検索に使用するチャンネルを指定します。デフォルト値はグループの最初のチャンネルです。
  • プレトリガのサンプル数—基準トリガとポイントする前に集録する、チャンネル毎のプレトリガサンプル数を指定します。NI-DAQmxがサポートするデバイスは、最小値2のプレトリガのサンプル数を必要とします。ポストトリガのサンプル数は、読み取るサンプル数プレトリガのサンプル数と同じです。デフォルト値は2です。
  • タイムアウト(s)—ハードウェアのタイムアウト値を秒単位で指定します。デフォルト値は10です。
  • トリガ検出—入力信号でトリガが検出された場合はTRUEを返します。トリガが検出されない場合はFALSEを返します。

詳細 トリガ

このステップは以下の場合にタイムアウトエラーを返す可能性があります。

  • 入力信号が満たさないトリガのレベルを指定した場合。
  • トリガが発生しても、入力信号にステップが入力信号と同じサイズの信号を返すために十分なデータが含まれていない場合。