サンプル3: 温度が指定値に達したときアラームを表示する
このサンプルでは、ログしている温度信号が指定した温度を超えたときにアラームを表示する方法について説明します。このサンプルではサンプル1: 温度信号をログするで作成し、サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログするで修正したプロジェクトを使用します。
以下の手順に従って、温度信号が85°Fを超えたときにアラームを表示するよう指定します。
- 「サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログする」で保存したプロジェクトを開きます。
- 表示→記録オプションを選択して記録オプションタブを開きます。
- カテゴリリストでアラームを選択して、アラームページを表示します。
- 追加ボタンをクリックしてアラームリストに新しい条件を追加すると、設定オプションが表示されます。
- 信号プルダウンメニューで熱電対 - Dev1_ai0、条件プルダウンメニューで上が選択されていることを確認します。
- 値フィールドに85と入力して、熱電対からの信号が85°Fを超えるとアラームが発生するように指定します。
- データビュータブに切り替え、実行ボタンをクリックしてプロジェクトを連続的に実行します。「サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログする」で指定した開始条件が検出されるまで、プロジェクトビューの下のステータスインディケータに開始条件を待機中と表示されます。
- 開始条件が満たされると、ステータスインディケータに記録中と表示されます。ログ信号がデータビュータブに表示されていない場合は、ログデータウィンドウのログをデータビュータブにドラッグしてログの進行状況を表示します。
- 温度信号が85°Fを超えると、ログのグラフに赤いアラームインディケータが表示されます。アラームは温度が85°Fを下回るまでアクティブな状態に維持されます。
- ログの停止条件が満たされるまでプロジェクトの実行とログが継続します。停止条件が満たされた後、ログデータウィンドウでログを拡張し、熱電対を右クリックしてショートカットメニューからアラームとイベントを表示を選択すると、ログ操作中に発生したアラームとイベントのリストを表示するダイアログボックスが開きます。このリストは、ダイアログボックスのエクスポートボタンをクリックしてテキストファイルとして保存できます。
- OKボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じ、ファイル→プロジェクトを保存を選択してプロジェクトを保存します。
サンプル1〜3では、ログ操作の異なる設定方法を紹介しました。ログ操作が完了したら、LabVIEW SignalExpressでログ信号を表示または解析できます。サンプル4: ログした温度信号を解析するでは、LabVIEW SignalExpressでログした温度信号を解析する方法を説明します。