プロジェクトをオペレータモードで実行する

LabVIEW SignalExpressヘルプ

プロジェクトをオペレータモードで実行する

オペレータモードを使用すると、LabVIEW SignalExpressプロジェクトに対する編集機能を無効にすることができます。他のユーザにプロジェクトを配布する場合は、編集機能を無効にすると便利です。たとえば、信号を生成するプロジェクトを、オペレータモードで実行した場合にユーザが信号の周波数だけを調整できるように設定することができます。また、ユーザが使いやすいように最低限の制御器を配置したインタフェースを作成してオペレータモードで実行することもできます。

プロジェクトにパスワードを設定して、ユーザがオペレータモードを解除するためにはパスワードの入力が必要となるように設定することができます。プロジェクトをオペレータモードで保存すると、そのプロジェクトはオペレータモードを解除した状態で保存されるまで、常にオペレータモードで開きます。

オペレータモードのプロジェクトでユーザが信号値を変更できるようにするためには、オペレータインタフェースを作成する必要があります。オペレータインタフェースには、特定のステップパラメータにバインドされた制御器を配置し、オペレータモードでの実行時にステップパラメータの値をこれらの制御器から変更することができます。オペレータインタフェースを作成するには、オペレータインタフェースビュー、Toolboxプロパティウィンドウを使用します。

メモ メモ  プロジェクトをオペレータモードで保存すると、制御器で値を変更した場合でも、プロジェクトの信号の初期値が保存されます。

プロジェクトのオペレータインタフェースの作成が完了したら、操作→オペレータモード→オペレータモード有効を選択するか、オペレータインタフェースビューのオペレータモード有効ボタンをクリックしてオペレータモードを有効にすることができます。プロジェクトをオペレータモードに設定すると、ツールバーに実行ボタンと記録ボタンだけが表示され、限られたメニューとメニュー項目だけが表示されます。オペレータモードが有効な間は、タブやビューを追加したり、ステップを追加、削除、設定することができません。必要なタブ、ビュー、ステップは、オペレータモードを有効にする前にすべて表示状態にしてください。

オペレータモードが有効な状態で、操作→オペレータモード→オペレータモード有効を選択するか、オペレータインタフェースビューのオペレータモード有効ボタンをクリックすると、オペレータモードが無効になります。

オペレータモードのパスワードを設定する

オペレータモードを有効にする前に、ユーザがオペレータモードを解除するために入力する必要があるパスワードを設定できます。オペレータモードのパスワードを設定するには、操作→オペレータモード→オペレータモードのパスワードを設定を選択するか、オペレータインタフェースビューでオペレータモードのパスワードを設定ボタンをクリックします。プロジェクトを保存すると、パスワードも共に保存されます。

メモ メモ  オペレータモードのパスワードは、暗号化されません。したがって、オペレータモードのパスワードは簡単なアクセス管理を目的としてのみ使用してください。