サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログする
この例では、NI-DAQmxデバイスから集録する温度信号をログする方法を説明します。このサンプルでは、サンプル1: 温度信号をログするで作成したプロジェクトを使用します。
以下の手順に従って、温度信号が75°Fを超えるとログが開始され、75°Fより低下するとログが停止するようステップを構成します。
- 「サンプル1: 温度信号をログする」で保存したプロジェクトを開きます。
- 表示→記録オプションを選択して記録オプションタブを開きます。カテゴリリストには、ログ操作を設定するためのタブのページのリストが表示されます。デフォルトでは信号選択ページが選択されています。ログ操作を設定するためには、まずこのページでログする信号を選択する必要があります。
- 信号選択ページの信号選択リストには、ログ可能なプロジェクトの信号が表示されます。チャンネル名列で熱電対を拡張してチャンネルDev1/ai0の記録チェックボックスをオンにします。ツールバーの実行中に記録ボタンが記録ボタンに変わります。
- カテゴリリストで開始条件をクリックして、開始条件ページを表示します。
- 追加ボタンをクリックして開始条件リストに新しい条件を追加すると、設定オプションが表示されます。
- 条件タイププルダウンメニューで信号トリガ、信号プルダウンメニューで熱電対 - Dev1_ai0、トリガタイププルダウンメニューで立ち上がりスロープが選択されていることを確認します。
- トリガ値フィールドに75と入力して、熱電対からの信号が立ち上がりスロープで75を超えると(温度が75°Fを超えると)ログが開始されるように指定します。
- カテゴリリストで停止条件をクリックして、停止条件ページを表示します。
- 追加ボタンをクリックして停止条件リストに新しい条件を追加すると、設定オプションが表示されます。
- 条件タイププルダウンメニューから 信号トリガを選択します。
- 信号プルダウンメニューで熱電対 - Dev1_ai0、トリガタイププルダウンメニューで立ち下りスロープが選択されていることを確認します。
- トリガ値フィールドに75と入力して、熱電対からの信号が立ち下がりスロープで75を下回ると(温度が75°Fを下回ると)ログが停止するように指定します。
- データビュータブに切り替え、実行ボタンをクリックしてプロジェクトを連続的に実行します。温度信号が75°Fを超えるまでは、プロジェクトビューの下のステータスインディケータに開始条件を待機中と表示されます。
- 開始条件が満たされると、ステータスインディケータに記録中と表示されます。ログ信号がデータビュータブに表示されていない場合は、ログデータウィンドウのログをデータビュータブにドラッグしてログの進行状況を表示します。
- 停止条件が満たされる(温度が75°Fを下回る)までプロジェクトの実行とログが継続します。停止条件が満たされると、信号の記録が停止し、プロジェクトの実行も停止します。ファイル→プロジェクトを保存を選択してプロジェクトを保存します。
記録オプションタブでは、開始/停止条件の他にもログ中に発生するアラームとイベントの記録も設定できます。サンプル3: 温度が指定値に達したときアラームを表示するでは、LabVIEW SignalExpressでアラームを設定する方法について説明します。