サブセットとリサンプル(時間領域)

LabVIEW SignalExpressヘルプ

サブセットとリサンプル(時間領域)

ユーザが指定する開始位置サブセット長を使用して入力信号のサブセットを抽出するか、ユーザが指定する周波数間隔(df)を使用して入力信号をリサンプルします。 dtに大きな値を指定すると、「サブセットとリサンプル」ステップは信号をダウンサンプルします。 dtに小さな値を指定すると、「サブセットとリサンプル」ステップは信号をアップサンプルします。

パラメータ説明
入力信号入力信号を表示します。
  • 表示された信号—プレビューグラフに表示する信号を指定します。 このオプションは、複数の信号を入力に選択した場合にのみ表示されます。
    メモ  入力信号に入力波形信号に依存するスカラ値が含まれる場合は、すべての信号をプレビューグラフに表示できません。
処理された信号処理された信号を表示します。
入力/出力次のオプションがあります。
  • 入力—次のオプションがあります。
    • 入力信号—ステップのアナログ波形を指定します。
  • 出力—次のオプションがあります。
    • サブセット前の信号をエクスポート—サブセットの前の信号を「サブセットおよびリサンプル」ステップの出力として追加します。
    • サブセット後の信号をエクスポート—サブセットの後の信号を「サブセットおよびリサンプル」ステップの出力として追加します。
構成次のオプションがあります。
  • サブセット設定—次のオプションがあります。
    • サブセットを抽出—指定した開始位置サブセット長を使用して入力信号の時間サブセットを抽出するかどうか指定します。
    • 相対時間開始位置の値が絶対タイムスタンプ値、または入力信号の最初のサンプルに相対した時間オフセットのどちらであるかを指定します。
    • 開始位置—サブセット信号の開始位置を指定します。
    • サブセット長—サブセット信号の時間範囲を指定します。
  • リサンプル設定—次のオプションがあります。
    • リサンプル—信号全体または選択したサブセットをリサンプルします。
    • 1つのレコードに最適化—リサンプル操作を1つのレコードに最適化します。このチェックボックスをオフにすると、リサンプル処理中、信号はユーザによってリセットされるまで連続しているとみなされます。
    • 開区間—サブセットが開区間か閉区間かを指定します。たとえば、入力波形にt={0, dt, 2dt}に3つのデータ要素が含まれる場合、開区間では0≤t2dtの時間に渡る波形を定義し、閉区間ではt3dtの時間に渡る波形を定義します。開区間を指定するには、チェックボックスをオンにします。
    • 補間タイプ—次のオプションがあります。
      • 強制―各出力サンプルを、それに時間が最も近い入力サンプル値と等しくなるように設定します。
      • 線形―各出力サンプル値を、それに時間が最も近い2つの入力サンプル間の線形補間となるように設定します。
      • スプライン―スプライン補間アルゴリズムを使用してリサンプル値を計算するよう指定します。
      • フィルタベース―有限インパルス応答(FIR)フィルタを使用した信号のコンボリューションによる補間方法を使用します。
    • dt—リサンプルされた時間領域信号の時間分解能を指定します。デフォルト値は0です。
フィルタ設定補間タイプからフィルタベースを選択すると有効になります。次のオプションがあります。
  • FIRフィルタ仕様—次のオプションがあります。
    • 正規化された帯域幅—使用するFIRフィルタの正規化されたカットオフ周波数。デフォルト値は0.4000です。
    • エイリアス除去(dB)—使用するFIRフィルタの最小ストップバンド減衰量。デフォルト値は80 dBです。