サンプル4: ログした温度信号を解析する

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サンプル4: ログした温度信号を解析する

このサンプルでは、ログした温度信号を解析して信号の最大値、最小値、平均値を特定する方法を説明します。このサンプルではサンプル1: 温度信号をログするで作成し、サンプル2: 開始/停止条件に従って温度信号をログするサンプル3: 温度が指定値に達したときとアラームを表示するで修正したプロジェクトを使用します。

以下の手順に従って、ログした温度信号を解析して信号の最大値、最小値、平均値を特定します。

  1. 「サンプル3: 温度が指定値に達したときとアラームを表示する」で保存したプロジェクトを開きます。
  2. プロジェクトビューの上に表示されている作業エリアプルダウンメニューで再生を選択して、再生作業エリアに切り替えます。再生作業エリアは、信号のログを行った監視/記録作業エリアに似ていますが、データビュータブに時間を示すバーとログ信号内を移動するためのいくつかのボタンが表示される点で異なります。ログした信号は、再生作業エリアでステップの入力として使用することもできます。
  3. ログデータウィンドウでログを右クリックし、ショートカットメニューからアクティブログに設定を選択します。アクティブなログの名前は太字で表示されます。
  4. ログデータウィンドウのログをデータビュータブにドラッグします。
  5. 実行ボタンをクリックして、ログを再生します。時間バーのスライダをドラッグして、ログ内を移動できます。また時間バーのボタンやプルダウンメニューでログ信号の再生方法を調節できます。たとえば、再生速度を変更することができます。
  6. ステップを追加→解析→時間領域測定→統計を選択してプロジェクトに「統計」ステップを追加します。「統計」ステップのステップ設定タブが表示され、ステップの入力信号として自動的にログ信号が選択されます。
  7. ステップ設定タブの構成および結果ページで、最大最小平均の各チェックボックスをオンにして、ステップから温度信号の最大値、最小値、平均値が出力として返されるように指定します。
  8. 新しいステップの出力をデータビュータブにドラッグして実行ボタンをクリックしてプロジェクトを実行します。データビュータブのビューに温度信号の最大値、最小値、平均値が表示されます。
  9. ファイル→プロジェクトを保存を選択してプロジェクトを保存します。