カーソル

LabVIEW SignalExpressヘルプ

カーソル

データビュータブのビューで信号のグラフまたはチャートを表示している場合、カーソルを使用して信号の特定の値に注目することができます。グラフを右クリックしてショートカットメニューから表示項目→カーソルを選択するとグラフにカーソルが追加され、カーソル凡例がグラフの下に表示されます。カーソル凡例には、各カーソルが信号と交差する部分での信号のX値とY値、X値とY値の間のスロープ、スロープの微分値と逆数が表示されます。

カーソルは、信号のプロット上のポイントで交差する垂直なラインです。カーソルをグラフに追加すると、常に2本のカーソルがグラフのプロットにリンクされた状態で表示されます。カーソルを移動すると、信号に整列した状態で移動します。グラフに複数の信号が表示されている場合は、デフォルトではカーソルは順序が一番最初の信号にリンクされます。

カーソル位置を変更する

グラフにカーソルを追加すると、グラフパレットカーソル移動ツールが有効になります。カーソル移動ツールが有効なときは、カーソルを信号プロット上の別の場所へ移動できます。また、グラフを右クリックしてカーソル名→位置を設定を選択し、垂直のクロスヘアを右クリックで指定するグラフの別の場所へ移動することもできます。

ピーク値を検出する

カーソルを使用して信号のピーク値を検出することができます。グラフを右クリックしてカーソル名→次のピークまたはカーソル名→前のピークを選択すると、カーソルが該当するピーク値へ移動します。ビューのプロパティダイアログボックスのカーソルページでは、カーソルがピーク値を認識する際のピークのしきい値と幅を指定することができます。

リンク先プロットを変更する

グラフに複数の信号が表示されている場合、カーソルのリンク先の信号プロットを変更することができます。カーソルのリンク先のプロットを変更するには、カーソル凡例で信号名をクリックしてショートカットメニューから信号を右クリックするか、カーソル凡例でカーソルを右クリックしてショートカットメニューからプロットへリンク→プロット名を選択するか、グラフを右クリックしてショートカットメニューからカーソル名→プロットへリンク→プロット名を選択します。また、ビューのプロパティダイアログボックスのカーソルページにあるプロットにリンクされたカーソルプルダウンメニューでカーソルにリンクするプロットを変更することもできます。

カーソルをカスタマイズする

グラフに追加したカーソルは、ビューのプロパティダイアログボックスのカーソルページでスタイル、外観、方向、動作をカスタマイズすることができます。またこのページでは、信号がピークとして認識されるために通過する必要がある値を設定したり、カーソル凡例の測定値をステップ入力として使用できるようエクスポートしたり、エクスポートしたカーソル測定値をステップパラメータにバインドしてパラメータに測定値が反映されるようにすることができます。

カーソルページを開くには、カーソル凡例を右クリックしてショートカットメニューからカーソルプロパティを選択するか、グラフを右クリックしてショートカットメニューからカーソル名→プロパティを選択します。

メモ  ビューのプロパティダイアログボックスをデータビュータブのプロパティボタンをクリックするか、ビューを右クリックしてショートカットメニューからプロパティを選択して開き、カーソルページを選択することもできます。