シーケンス

LabVIEW SignalExpressヘルプ

シーケンス

ステップの実行を開始したり一時停止したりすることでプロジェクトの実行を制御します。 「シーケンス」ステップは、プロジェクト全体の実行を停止することなく、一部のステップの実行を一時停止します。 たとえば、「シーケンス」ステップを使用して信号をハードウェアデバイスから集録するステップの実行を一時停止し、同じプロジェクト内の別のステップが同じハードウェアデバイスを使用できるようにすることができます。

前にあるステップを後続のステップより先に実行を選択すると、「シーケンス」ステップはそれより前にあるステップを1度実行してから一時停止し、その後「シーケンス」ステップより後にあるステップを1度実行します。

シーケンスを開始またはシーケンスを終了を選択すると、「シーケンス」ステップは1つのシーケンスの開始ステップまたは最終ステップとなり、プロジェクトビュー内でそのシーケンスより前にあるステップまたは後ろにあるステップの実行を制御しません。 シーケンスを開始シーケンスを終了オプションは、シーケンスの外にあるステップを連続的に実行する場合(信号を連続的に生成する必要がある場合など)に使用します。

メモ  「シーケンス」ステップによってハードウェアデバイスを複数のステップで使用する場合、そのデバイスは一時停止して再開するため、連続的な信号集録ができなくなります。

パラメータ説明
構成次のオプションがあります。
  • 前にあるステップを後続のステップより先に実行—シーケンス内で「シーケンス」ステップより前にあるすべてのステップを、後にあるすべてのステップより先に実行するかどうか指定します。
    • 1つのハードウェアを複数のステップで使用—現在のシーケンスで「シーケンス」の後にあるステップが「シーケンス」ステップより前にあるステップと同じハードウェアを使用できるかどうかを指定します。 チェックボックスをオンにすると、ハードウェアを再度使用できるようになります。
  • シーケンスを開始—「シーケンス」ステップを新しいシーケンスから開始するかどうかを指定します。 このオプションを選択すると、「シーケンス」ステップは新しい実行ループの新しいシーケンスの実行を開始します。
  • シーケンスを終了—「シーケンス」ステップがシーケンスを終了するかどうかを指定します。 このオプションを選択すると、「シーケンス」ステップは現在のシーケンスを終了し、現在の実行ループを閉じます。
  • 反復ごとに信号ビューを更新—「シーケンス」ステップが実行されるたびに信号ビュー(データビュータブのビューやステップ設定タブのプレビューグラフなど)を更新します。 反復ごとにメッセージを表示を選択すると、ユーザはプロジェクトが一時停止するたびに更新された信号値を確認することができます。
動作次のオプションがあります。
  • 反復ごとにメッセージを表示—「シーケンス」ステップが実行されるたびにシーケンスの実行を一時停止し、ユーザに対するメッセージを表示するかどうか指定します。 このチェックボックスをオンにすると、反復ごとにLabVIEW SignalExpressダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスにはメッセージとプロジェクトの停止と続行を選択するオプションが表示されます。 このダイアログボックスには、プロジェクトの信号のスナップショットを作成するオプションも表示されます。
    • メッセージテキスト—「シーケンス」ステップが実行されるたびに表示するメッセージのテキストを指定します。
タイミング次のオプションがあります。
  • 実行前の遅延—ステップが実行されるまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。
  • 実行後の遅延—ステップが実行された後の待機時間をミリ秒単位で指定します。