LabVIEW 8.6のVIを実行

LabVIEW SignalExpressヘルプ

LabVIEW 8.6のVIを実行

LabVIEW SignalExpress環境でLabVIEW 8.6のVIを実行します。 LabVIEW SignalExpressでは、指定するVIのコネクタペーン上にあるすべての制御器をパラメータとみなします。 有効な入力がある場合、接続入力ボタンでLabVIEW SignalExpressが使用できる制御器を指定し、VIにデータを渡します。

VIを保存したLabVIEWのバージョンに一致する「LabVIEW VIを実行」ステップのバージョンを使用する必要があります。たとえば、LabVIEW 7.1でVIを保存した場合は、「LabVIEW 7.1のVIを実行」ステップを使用します。

XY配列データタイプを持つパラメータを含むVIを使用する場合、出力は、グラフ表示器ではなく、クラスタ表示器である必要があります。 x配列はクラスタ内の最初のコンポーネントで、y配列はクラスタの2番目のコンポーネントである必要があります。 クラスタでは、両方のコンポーネントを倍精度の数値として表す必要があります。 LabVIEW SignalExpressではさまざまなデータタイプを受け入れられます。

「LabVIEW VIを実行」ステップは、既存のVIから作成するか、またはテンプレートを元に作成します。

パラメータ説明
設定次のオプションがあります。
  • VIを選択—LabVIEW SignalExpressの環境下でステップとして使用するVIのパスを指定します。
  • このステップを自動的に実行—フロントパネルで何か変更するとすぐにVIが実行されます。
  • VIを更新—ディスクからVIを再ロードし、LabVIEW SignalExpressの使用中に変更が行われたVIをスキャンして、すべての変更と一緒に「LabVIEWのVIを実行」ステップを更新します。LabVIEW SignalExpressでプロジェクトを実行している場合は、更新を成功させるため、選択したVIのVIを更新ボタンをクリックする前に停止ボタンをクリックする必要があります。
  • 制御器名—LabVIEW SignalExpressプロジェクトで信号入力として指定する、VIの入力を指定します。プロジェクト内で異なるステップからVIへデータを渡す場合は、入力信号を使用します。LabVIEW SignalExpressでは、指定するVIのコネクタペーン上にあるすべての制御器をパラメータとみなします。入力信号は、以前のステップからの値です。VIのフロントパネル上の入力信号を編集することはできません。
  • 接続入力—LabVIEW SignalExpressからVIにデータを渡すために使用する制御器を指定します。
  • 入力を切断制御器名リストボックスから入力を削除します。
  • 入力信号—前のステップから信号へのリファレンスを一覧表示します。
  • 出力—データをプロジェクトに返すVIの認識された出力を一覧表示します。これらの出力は、VIのフロントパネル上にあり、LabVIEW SignalExpressの信号タイプの1つに一致して、VIのコネクタペーンに接続されている必要があります。
  • 出力データのタイプ指定—VIからの出力の信号タイプを指定します。指定信号タイプを指定し、プロジェクト内の他のステップが入力として信号を受け入れて信号上で適切な操作が行われることを保証する必要があります。
VIを構成設定タブで選択したVIのフロントパネルを表示します。
実行制御次のオプションがあります。
  • このステップを次のステップの後に実行—他のステップが開始するまで、このステップが実行を待機するよう設定します。このステップがプロジェクトの他のハードウェアステップを待機するよう設定するには、このプルダウンメニューから待機するステップを選択します。

    このオプションを使用して、集録デバイスが必ず生成デバイスの開始後に開始するように強制することができます。また、トリガ信号を生成するデバイスが、信号を受信するデバイスよりも後に開始されるように設定して、信号が確実に受信側の準備が完了してから送信されるようにすることができます。
  • 待機するステップ—このステップが待機できると考えられるステップを一覧表示します。
  • 実行前の遅延(ms)—ステップが実行されるまでの待機時間を指定します。ステップを別のステップの後に開始されるように構成した場合、この遅延は指定したステップが開始された後の待機時間を表します。
  • 実行後の遅延(ms)—ステップの実行後に待機する時間を指定します。
  • タイミングタイプ—ステップの出力信号のタイミングを指定する以下のオプションがあります。
    • タイミング無視―出力信号のタイミング情報を無視するよう指定します。 出力信号がスカラ値または連続時間波形ではな場合、このオプションを選択します。
    • 連続―出力信号のタイミングを連続的に処理します。 出力信号が連続時間波形である場合、このオプションを選択します。
    • 周期的―出力信号のタイミングを周期的に処理します。 出力信号がスカラ値であり、ステップを強制的にサンプル周期(s)で指定したレートで実行する場合は、このオプションを選択します。
    • サンプル周期(s)—[タイミングタイプ: 周期的] 周期的出力信号に対して使用するサンプル周期を指定します。 サンプル周期(s)を0に設定すると、ステップが可能な限り高速に実行されます。