タイミングと遷移

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タイミングと遷移

単一パルス、また立ち上がりと立ち下がりエッジで、タイミングと遷移のパラメータを測定します。

信号が単一の正または負のパルス(あるいはパルス列)を含む場合、パルスの周波数、周期(1/周波数)、持続時間、デューティーサイクルを測定できます。 このステップで、遷移時間、立ち上がりまたは立ち下がり時間、アンダーシュートとオーバーシュートの量、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジ上のスルーレートを測定することもできます。 上級ページでは、パルス極性、およびパルスやエッジ数を選択できます。

詳細  

パラメータ説明
入力信号測定する入力信号を表示します。クロスヘアカーソルは、測定に使用するパルスとエッジを示します。このステップは3つの結果表でカラーコードを使用し、パルス位置でエッジ、中心位置で中間遷移をマークします。
  • 表示された信号—プレビューグラフに表示する信号を指定します。 このオプションは、複数の信号を入力に選択した場合にのみ表示されます。
    メモ  入力信号に入力波形信号に依存するスカラ値が含まれる場合は、すべての信号をプレビューグラフに表示できません。
振幅を自動スケール集録されたデータグラフの振幅(V)の軸をスケールします。デフォルトでは、振幅を自動スケールします。
入力次のオプションがあります。
  • 入力信号—ステップのアナログ波形を指定します。
構成および結果次のオプションがあります。
  • パルス結果—パルス測定の結果です。選択した測定が1つでも不合格となった場合、不合格となった測定値の背景色が赤で表示されます。立ち下がり測定を無効にするには、該当するチェックボックスからチェックマークを外します。次のオプションがあります。
    • 周波数をエクスポート—パルス列の周波数を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 周期をエクスポート—パルス列の周期を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 持続時間をエクスポート—パルスの持続時間を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • デューティサイクルをエクスポート—パルスのデューティーサイクルを測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
  • 立ち上がりエッジ結果—立ち上がりエッジの遷移測定の結果です。選択した測定が1つでも不合格となった場合、不合格となった測定値の背景色が赤で表示されます。立ち下がり測定を無効にするには、該当するチェックボックスからチェックマークを外します。次のオプションがあります。
    • 立ち上り時間をエクスポート—エッジの立ち上がり遷移時間(立ち上がり時間)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。立ち上がり時間とは、信号が低基準レベル(信号の振幅の10%)から高基準レベル(信号の振幅の90%)に変化する際に要する時間です。
    • 立ち上がりアンダーシュートをエクスポート—立ち上がりエッジの前のアンダーシュートの割合(%)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 立ち上がりオーバーシュートをエクスポート—立ち上がりエッジに続くオーバーシュートの割合(%)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 立ち上がりスルーレートをエクスポート—立ち上がりエッジのスルーレート(90%振幅と10%振幅の間の比率)と立ち上がり時間を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
  • 立ち下がりエッジ結果—立ち下がりエッジの遷移測定の結果です。選択した測定が1つでも不合格となった場合、不合格となった測定値の背景色が赤で表示されます。立ち下がり測定を無効にするには、該当するチェックボックスからチェックマークを外します。次のオプションがあります。
    • 立ち下り時間をエクスポート—エッジの立ち下がり遷移時間(立ち下がり時間)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。立ち下がり時間とは、信号が高基準レベル(信号の振幅の90%)から低基準レベル(信号の振幅の10%)に変化する際に要する時間です。
    • 立ち下がりアンダーシュートをエクスポート—立ち下がりエッジに続くアンダーシュートの割合(%)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 立ち下がりオーバーシュートをエクスポート—立ち下がりエッジの前のオーバーシュートの割合(%)を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
    • 立ち下がりスルーレートをエクスポート—立ち下がりエッジのスルーレート(90%振幅と10%振幅の間の比率)と立ち下がり時間を測定し、測定結果をプロジェクトビューにエクスポートします。
上級次のオプションがあります。
  • パルス定義—次のオプションがあります。
    • パルス極性—測定するパルスが正(HIGHパルス)極性または負(LOWパルス)極性であるかを指定します。
    • パルス番号—測定に使用するパルス列のパルス番号を指定します。
  • 遷移定義—次のオプションがあります。
    • 立ち上がりエッジ数—測定に使用する立ち上がりエッジを指定します。
    • 立ち下がりエッジ数—測定に使用する立ち下がりエッジを指定します。

詳細 タイミングと遷移

以下の画像はサンプルパルスを示しています。 「タイミングと遷移」ステップは、信号の高基準レベル(振幅の90%)と低基準レベル(振幅の10%)を使用します。 このステップでは、オーバーシュートは、指定するパルス極性に応じて立ち上がりエッジまたは立ち下りエッジの前にある局所最大値の高さとなります。 アンダーシュートは、指定するパルス極性に応じて立ち上がりエッジまたは立ち下りエッジの前にあるローカル局所最小値の高さとなります。