LabVIEW SignalExpressのExpress VIとLabVIEWのExpress VIを共に使用する

LabVIEW SignalExpressヘルプ

LabVIEW SignalExpressのExpress VIとLabVIEWのExpress VIを共に使用する

LabVIEWでは、LabVIEW SignalExpressパレットを使用してVIを作成できます。このパレットのExpress VIでは、LabVIEW波形データタイプが使用され、LabVIEWの標準のExpress VIで使用されるダイナミックデータタイプは使用されません。ダイナミックデータタイプは波形の配列を表します。

Express VIでサポートできない機能が使用されている場合など、LabVIEW SignalExpressプロジェクトをLabVIEWのExpress VIに変換できないことがあります。以下は、Express VIでサポートされない機能の例です。

  • ハードウェア同期 ― 計測ハードウェアの同期機能(トリガ共有、クロック共有など)を持つプロジェクトは、LabVIEWではExpress VIではなくサブVIに変換されます。NIデジタイザ、任意波形、関数発生器、マルチファンクションDAQボード用の計測ハードウェアExpress VIでは、このような同期機能がサポートされていません。また、発生器と計測デバイスの両方のコードを含む1つのサブVIで刺激測定または応答測定を実行すると、発生器と計測デバイスの間の依存性を維持できます。
  • スイープ―「スイープ」ステップはLabVIEWではForループに変換されます。Forループでは反復ごとに新しい値が生成され、それらを入力として使用するVIへ送信します。Express VIは実行中にワイヤから新しい値を受け入れないため、LabVIEWではサブVIにスイープが実装されます。
  • ロギング―ログ処理を含むLabVIEW SignalExpressプロジェクトを変換すると、1つのExpress VIを持つLabVIEWブロックダイアグラムが生成されます。生成されたExpress VIはサブVIに変換できません。