5.5 WAMのURL (Uniform Resource Locator)
URLを使用してブラウザーからWebroutineを呼び出すには、2つの方法があります。
WAMとWebroutineの一意の組合せにより、次のように指定できます。
http://localhost/cgi-bin/lansaweb?wam=<WAM名>&webrtn=<Webroutine名>&ml=<TS名>&part=<区画名>&lang=<言語名>
Webroutineにサービス名が関連付けられている場合は、一意のサービス名により、次のように指定できます。
http://localhost/cgi-bin/lansaweb?srve=<サービス名>&ml=<TS名>&part=<区画名>&lang=<言語名>
Webroutineを呼び出す上記の方法はどちらも拡張して、(ウェブイベントのように)URLにパラメータを含むことができます。URLのパラメータとして使用するフィールドは、Webroutineで*INPUTとして指定する必要があります。基本的なシンタックスは、以下の通りです。:
http://server/cgi-bin/lansaweb?w=wam&r=rtn&f(fieldname)=fieldvalue&f(fieldname2)=fieldvalue2
以下の表は、URLの各キーワードをまとめたものです。
キーワード名 |
短縮形 |
必須/任意 |
説明 |
field |
f |
任意。 |
値は、必要なfield (フィールド名)=フィールド値のパラメータをURLに追加することで、マップされたフィールドに送られます。例: |
language |
langまたはl |
任意。指定しない場合は、区画の省略値言語が使用されます。 |
識別子languageは、ページの表示に使用する言語を決定します。区画の省略値言語とは別の特別な言語のWebroutine XSLスタイルシートとウェブレット・スタイルシートを作成することも可能です。指定した言語のページまたはウェブレットが区画に存在しない場合は、省略値言語のページが返されます。 |
markup |
ml |
任意。指定しない場合は、構成された省略値が使用されます。 |
ページの表示に使用するテクノロジ・サービスです。HTMLの場合は、省略値のLANSA:XHTMLテクノロジ・サービスが使用されます。この省略値はLANSA for the Web アドミニストレータを使って変更することができます。 |
partition |
partまたはp |
任意。指定しない場合は、構成済みの強制区画が常に使用されます。 |
Partition識別子では、使用するLANSA区画を指定します。強制区画が(LANSA for the Webアドミニストレータで)サーバーに構成されていれば、このパラメータは無視されます。 |
srve |
s |
必須。最初のキーワードとして記述する必要があります。webappまたはsrveのいずれかのキーワードを使用しなければなりません。 |
特定のWAM、Webroutine、区画、言語にマップされている登録済みのサービス名です。このパラメータを使用する時に指定のサービス名が登録済みであれば(WebroutineのServiceNameプロパティで指定できます)、これらの値は登録された項目から読み取られるので、区画と言語のパラメータを指定する必要はありません。これらの値を指定すると、登録された項目が上書きされます。 |
webapp |
wamまたはw |
必須。最初のキーワードとして記述する必要があります。webappまたはsrveのいずれかのキーワードを使用しなければなりません。 |
呼び出し対象のWebroutineが入っているWAMの名前です。 |
webrtn |
r |
必須。2番目のキーワードとして記述する必要があります。 webappキーワードと一緒に使用しなければなりません。 |
呼び出し対象のWebroutineの名前です。 |
同様のこれに代わる表示もサポートされます。(以前のバージョンで使用されていたもの)キーワード-値のペアを分けるには、'&'の代わりに'+'が使用されることに注意してください。
WAMとWebroutineを起動させる例:
http://localhost/cgi-bin/lansaweb?webapp=<WAM名>+webrtn=<Webroutine名>+ml=<TS名>+part=<区画名>+lang=<言語名>
サービス名を呼び出す例:
http://localhost/cgi-bin/lansaweb?srve=<サービス名>+ml=<TS名>+part=<区画名>+lang=<言語名>
キャシュ・ページの使用を防ぐため、LANSAはGET要求を発行する際にURLにタイムスタンプを追加して、この要求が"異なる"リソース用の要求として理解されるようにします。例えば次のようになります。
http://localhost/cgi-bin/lansaweb?wam=WAM01&webrtn=WR01&ml=LANSA:XHTML&part=DEX&lang=ENG&_= 1343366108313