9.2.2 検証エラーの表示
最新のデスクトップ・ブラウザは、エラー・メッセージのあるフィールドの上にヒントを表示することにより、検証エラーを表示します。通常、一度に1つのみエラーが表示されます(さらにエラーを確認するため、もう一度送信を要求します)。入力中もしくはユーザーがフィールドからタブアウトする場合など、別の時点でエラーを表示するオプションはありません。モバイル機器のブラウザは、書き込み時には表示をしません。無効なフォームの送信をさせないため、問題を説明するエラーは表示しません。
LANSA フレームワークはページ内での検証エラー表示のオプションを、通常フィールドの次に追加します。このふるまいを有効にするには、ユーザーのレイアウト内の <div> ページに"lstdErrorShowInDiv"クラスを追加してください。提供されている標準レイアウトでは、validationErrorDisplayプロパティを使って検証エラーを表示します。エラーを表示する <div> タグも提供してください。各フィールドに1つの エラー<div>があるはずです。<div> には"{Field ID}_id"のIDと"lstdFieldError"のクラスが必要です。例えば次のようになります。
<div id=" MyWR_TST_PKD _error" class="lstdFieldError"></div>
標準フィールド・ウェブレットは、addErrorDivプロパティを使ってこれを実行します。"show in div"がオフに設定されていると、全てのエラーdivが自動的に非表示になります。"show in div"が有効になっている場合、全てのエラー部分が非表示に設定され、ユーザーには見えませんが、スペースはドキュメント内で確保されたままになっています。これにより、後からエラーが表示された場合にページがリフローする混乱を防ぎます。フィールド内で検証エラーが起こった場合、フレームワークは対応するエラーdivの中にエラーメッセージを入れて表示させます。