1.4.4 再利用可能パーツの役割
インターネット・ベースであるないにかかわらず、すべてのアプリケーションにおいて1箇所以上で使用する必要のある機能がある場合があります。この良い例としては、ログオン機能(ログオンのユーザーID、日付、時刻をデータベースに記録したりする)があり、これは、異なるWAMアプリケーションにおいて同じ機能が存在する場合があります。
LANSAの再利用可能パーツは必要なレベルでのモジュール性を提供します。単にDefine_comコマンドを使用して適切なパーツを宣言し、アプリケーション・ロジックにそれらを使用します。次はこの例です。
LogonWebroutineは、プレゼンテーション層で表示される他のWebroutineから、ユーザーIDやパスワードを受け取ります。再利用可能パーツのインスタンスであるADHLOGONが活性化され、そのValidateLogOnDetailsメソッドを使ってユーザーIDとパスワードの妥当性検査が行われます。ログオンが成功した場合は、#LOGGEDONフィールド(永続的なセッションデータとして宣言されたもの)にTrueがセットされ、コントロールがLogOnSuccessfulWebroutineに送られます。ログオンが失敗した場合は、コントロールはLogOnFailedWebroutineに送られます。
ここで分かる通り、これはアプリケーション・ロジックが一箇所にカプセル化され、それを他のWAMでも繰り返し使用することができるようにするというすばらしい技術です。