7.1 テクノロジ・サービスの作成
新しいテクノロジ・サービスを作成するには、以下の手順に従ってください。
ステップ2. テクノロジ・サービスのXSLスタイルシートの作成
ステップ2a. Webroutine TSPスタイルシートの作成
ステップ2c. テクノロジ・サービス・スタイルシートをTSPディレクトリにコピー
LANSAエディターを使用してテクノロジ・サービスを作成します。プロバイダーの名前とテクノロジ・サービスの名前によって、テクノロジ・サービスは一意に識別されます。
新しいテクノロジ・サービスを作成する際は、プロパティを定義します。プロパティでは、LANSAエディターやWAM実行時環境が使用する定義やオプションを保管します。
以下も参照してください。
『Visual LANSAユーザーガイド』の「プロバイダ定義の編集」
『LANSA テクニカルリファレンスガイド』の「テクノロジ・サービス」
ステップ2. テクノロジ・サービスのXSLスタイルシートの作成
WAMでXSLスタイルシートを使ってWebroutine XMLドキュメントを異なるプレゼンテーション・フォーマットに変換する方法やテクノロジ・サービスの目的については、このガイドの前半で説明されています。詳しくは、「WAMの構造」を参照してください。
LANSAはXSLスタイルシートを使用して、Webroutine XMLドキュメントと、テクノロジ・サービスのためのWebroutine XSLスタイルシートを生成します。
WebroutineのためのXSLを生成する際、LANSAはテクノロジ・サービス・マークアップ言語(TSML Technology Service Markup Language)ドキュメントと呼ばれるメモリー内のXMLドキュメントを生成します。これは、Webroutine LXMLドキュメントとWebroutine XSLスタイルシートの両方を作成するために使用される、入力用ドキュメントです。WAMレイアウト・ウェブレットにも同様の処理が行われます。
テクノロジ・サービスを作成する時には、次の2つのTSPスタイルシートを用意する必要があります。
- Webroutine XSLスタイルシート生成するためのもの。
- WAMレイアウト・ウェブレットを生成するためのもの。
TSPスタイル・シートはUTF-8でエンコードされていなければなりません。つまり、これにはステートメントの <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> が含まれている必要があります。
XSLWebroutineドキュメントの変換に使用されるXSLは標準W3CのXSL 1.0仕様に準拠しています。詳細についてはXSL 1.0を参照してください。
グローバルLXMLスタイル・シートは、テクノロジ・サービスの種類にかかわりなく共通です。独自に作成する必要はありません。
テクノロジ・サービス・マークアップ言語ドキュメントについての情報は以下を参照してください。
ステップ2a. Webroutine TSPスタイルシートの作成
ステップ2の図に示されている通り、Webroutine XSLスタイルシートの作成には、Webroutine TSPスタイルシートを使用します。
命名規則は以下の通りです。(すべて小文字にします)。
tsp_<provider>_<technology_service_name>_WebRoutine.xsl上記の <provider> はテクノロジ・サービス・プロバイダ、 <technology_service_name> はテクノロジ・サービスの名前です。例えば、LANSA:XHTMLの場合、Webroutine TSPスタイルシートの名前は、以下のようになります。
tsp_lansa_xhtml_WebRoutine.xslLANSAから提供されているTSPスタイルシートをベースにするのが、Webroutine TSPスタイルシートを作成する最も簡単な方法です。
提供されているWebroutine TSPスタイルシートには2つのトップレベルのパラメータ(g_inliner_callとg_import_path)があります。これらを使用して、インライン・リストをサポートします。ジェネレーターがインライン・ウェブレットを挿入する必要がある場合にインライン呼び出しが行われます。
WAMレイアウト・ウェブレットの作成には、ウェブレットTPSスタイルシートを使用します。WAMの作成時に、LANSAは、そのWAMにレイアウト・ウェブレットがあるかどうかを確認します。ない場合は、このTSPスタイルシートを使用して、レイアウト・ウェブレットを作成します。
命名規則は以下の通りです。(すべて小文字にします)。
tsp_<provider>_<technology_service_name>_webletbuilder.xsl上記の <provider> はテクノロジ・サービス・プロバイダ、 <technology_service_name> はテクノロジ・サービスの名前です。例えば、LANSA:XHTMLの場合、Webroutine TSPスタイルシートの名前は、以下のようになります。
tsp_lansa_xhtml_webletbuilder.xslLANSAから提供されているTSPスタイルシートをベースにするのが、Webroutine TSPスタイルシートを作成する最も簡単な方法です。
注: 提供されるウェブレットのTSPスタイルシートには、他のウェブレットを作成するテンプレートがあります。現時点で、TSPスタイルシートに導入する必要があるウェブレットは、レイアウト・ウェブレットだけです。
ステップ2c. テクノロジ・サービス・スタイルシートをTSPディレクトリにコピー
すべてのTSPスタイルシートは、TSPディレクトリに置く必要があります。
... <lansa root>\x_WIN95\X_LANSA\web\tsp
iSeriesとUnix/Linuxの場合:... <lansa root>/x_lansa/web/tsp