3.15 ドキュメントの型宣言(DOCTYPE)
ここでは、(ブラウザのDOCTYPE"スニッフィング"やスイッチと呼ばれる)レイアウト・モードを管理するDOCTYPE宣言の使い方について説明します。これはDTDの検証用ではありません。
WAMにDOCTYPE宣言を追加するには、エレメントxsl:outputを使用します。例えば次のようになります。
<xsl:output method="xml" omit-xml-declaration="yes" encoding="UTF-8"
indent="no" doctype-public="-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
doctype-system="http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd" />
異なるウェブレットとメインのWebroutine間での競合を避けるため、DOCTYPE宣言はレイアウト・ウェブレットでのみ定義するようにしてください。
LANSAより提供されるテーマレットは、標準モードになるように厳格なDOCTYPEを使用しています。古いウェブレットではDOCTYPEが全く使用されていません。
HTML5は、DTDがなく簡素化された<!DOCTYPE html>を使用して、ブラウザで標準モードになるようにします。XSLはこのDOCTYPE 宣言をサポートしません。
デバイスによっては、この簡素化されたDOCTYPEを探して文書がHTML5かどうか判断するので、WAMは実行時にxsl:outputがXSLフレンドリーでレガシ互換性のあるDOCTYPEを使用している場合は簡素化されたHTML5 DOCTYPEを出力します。
<xsl:output method="xml" omit-xml-declaration="yes" encoding="UTF-8"
indent="no" doctype-system="about:legacy-compat" />