20.6 ActiveX用に発行されるLANSAコンポーネントの配布
LANSAアプリケーションを作成する場合、選択したLANSAコンポーネントをActiveXコントロールとして発行すると、アプリケーションの機能を他の配布ツールでも使用できるようになります。コンポーネントをActiveXコントロールとして発行する方法について、『Visual LANSA 開発者ガイド』の「ActiveXのラッピング」を参照してください。
このコンポーネントを配布する場合、インストール時の登録と、コントロールのアクセス時に使用するセッション構成ファイルの作成が必要となります。以下はコンポーネントを配布する手順です。ターゲット・システムで ActiveX を使用するためにコンポーネントを登録し、コンポーネントの実行に必要なセッション構成ファイルを自動で作成する方法が説明されています。
ステップ |
方法 |
1. パッケージの作成 |
テンプレートXACTIVEXを使用して配布パッケージを作成します。アプリケーション・パッケージのオプションと設定が正しいかを確認します。 |
2. ActiveX コントロールの追加 |
[リポジトリ オブジェクトの選択] ダイアログで、ActiveX コントロールとして発行されたLANSAコンポーネントを選択してパッケージに追加します。 |
3. 導入後に実行するコマンドの変更 |
[導入後に実行するコマンド] を開きます。 コマンドを含むコメント行を複製します。EXECFATAL および、 xxxxxxxx の箇所をコンパイルされたコンポーネント名に置換します。 区画実行ディレクトリにセッション構成ファイルを自動で作成するには、OPENコマンドとCLOSEコマンドの間の行をすべて非コメント化して、各自のインストールに合うようにパラメータを調整します。構成ファイルには、X_RUNパラメータが含まれます。各X_RUNパラメータの定義については、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「X_RUNコマンドの使用」を参照してください。 |
4. パッケージの配布。 |
パッケージを保存、生成して、リリースします。そして状況に合わせて配布します。 |
LANSAコンポーネントを ActiveX コントロールとして使用し、非LANSAアプリケーションを配布する作業は配布側の責任となります。
スーパーサーバー機能がLANSAコンポーネントに組み込まれている場合、ActiveXコントロールをサポートするにはLANSAライセンスが必要です。