10.3 WindowsまたはLinuxサーバーに接続するスーパーサーバー・アプリケーション
このシナリオでは、データベースはサーバーにインストールされ、クライアントはアプリケーションDLLがローカルにインストールされた"ファット"クライアントとしてインストールされます。
このシナリオをサポートするために、次の2つの配布ツール・アプリケーションを作成します。
1 最初のアプリケーションをサーバーにインストールします。このアプリケーションには、システム変数、ファイル(メッセージ・ファイルなど)およびそのOAMが含まれます。
2 2つ目のアプリケーションを各クライアントにインストールします。このアプリケーションには、アプリケーションのフォーム、プロセス、関数が含まれます。
サーバー・パッケージ
Windowsのサーバー・パッケージは、テンプレート XSRVOTHを基にして作成できます。
次の設定を検討し、確認してください。
- 配布システム定義
- 配布区画定義
- 実行環境データベースサポートの配布
- 実行環境アド オンの配布
- Visual LANSA サポートの配布
- LANSAコミュニケーション機能の配布
- サーバー・サポートの配布
次のオプションと詳細も検討し、確認してください。
コミュニケーション
- リスナーのインストール
- データ・サーバーへの接続を容易にするため、コミュニケーション管理機能ファイル(lroute.dat)とリスナー(listen.dat)を追加する必要があります。
- DBMS タイプ(DBUT) - 適切なサーバーのデータベース・タイプを指定する必要があります(Oracle、MS SQLサーバーなど)。
- データソース名 (DBII)
クライアント・パッケージ
リモート・システムへの接続を確立するには、スーパーサーバー組み込み関数を使う方法をお勧めします。スーパーサーバー組み込み関数を使うクライアント・アプリケーションのインストールの詳細については、「サーバーへの接続に組み込み関数を使うスーパーサーバー・アプリケーション」を参照してください.
クライアント・パッケージは、テンプレート XCLTOTHを基に作成できます。サーバーへの接続のために提供されるにはX_RUNパラメータが必要です。
次の設定を検討し、確認してください。
- データベースがないクライアントへ配布
- 配布システム定義
- 配布区画定義
- 実行環境アド オンの配布
- コンポーネント・サポートの配布
- LANSA ユーザー
- 実行するプロセス/関数/フォーム - インストール後のアプリケーションの起動に使用する実行ファイルを指定します。
- リスナーのインストール
- 通常、データ・サーバーへの接続を容易にするため、コミュニケーション管理機能ファイル(lroute.dat)とリスナー(listen.dat)を追加する必要があります。
スーパーサーバー
- サーバー・タイプ (DBID)
- サーバー 名(PSLU)
- サーバーのユーザー (PSUS)
- サーバーのパスワード (PSPW)
- サーバー側のロック (PSDL)
- サーバー除外引数(PSEA) (例:DBID, DBII, DBIT, DBUT, DBUS, PSWD, RPTH, TPTH)
- DBMS タイプ(DBUT) - 通常は[なし]に設定(ローカル・データベースなし)。