1.1 配布ツールとは?
配布ツールを使用すれば、Visual LANSAで開発した製品をパッケージ化して、内部または外部の顧客に配布することができます。
配布ツールを使用する場合、アプリケーションを作成して開始します。アプリケーション内で、Visual LANSAで開発した製品を構成する関連オブジェクトを含んだバージョンを作成します。バージョンに含めるLANSAオブジェクトを選択すると同時にバージョン配布先の環境に関連するオプションや設定を指定します。LANSA以外のオブジェクトもバージョンに含めることができます。
選択作業が終わるとバージョンが生成され、MSIファイルを作成します。
Visual LANSAで開発した製品をこのようにエンド・ユーザーに配布することで、関連するすべてのオブジェクトをエンド・ユーザーのPCにインストールすることができます。ユーザーはMSIファイルを実行し(「用語集」のMSI情報を参照) 、プロンプトに従うだけです。またJITアップグレードを使えば、ユーザーのソフトウェア製品が起動されるたびに必要に応じてそのアプリケーションのバージョンを自動でアップグレードすることもできます。
以下の機能を使ってソフトウェア製品を配布することができます。
- アプリケーション提供システムからの自動インストール
- 操作する人が選択すると開始されるWebベースのダウンロード
- MSIファイルのDVDなどのメディアへのコピー
システム・センター構成マネージャ・ソフトウェア
アプリケーションは、既存のバージョンに基いてバージョンもしくはパッチを作成することにより、保守することができます。新しいバージョンは、ソフトウェア製品の最初のインストール、もしくはソフトウェア製品の既存のバージョンのアップグレードに使えます。 既存のバージョンのインストールには、そのバージョンに基づいたパッチを適用する必要があります。