1 2 1 アプリケーションとは

LANSA

1.2.1 アプリケーションとは?

重要なアプリケーションのコンセプトとバインディングです。以前にリリースされたLANSAでは、関係のないパッケージ、クライアント・インストール・パッケージやサーバー・インストール・パッケージなど別の目的で使われるパッケージのコレクションでアプリケーションを構成することが可能でした。LANSA アプリケーションはソフトウェア製品と同じ意味です。

現在では、アプリケーションの最初のバージョンで全てのオブジェクトと設定など製品全体が定義されており、このバージョンが後続のアプリケーションのバージョンとパッチのベースとして使われます。インストール・オプションを使って、例えばデータベースと一緒にインストールするかクライアントの部分のみをインストールするかなど、どのパッケージをどのようにインストールするかを定義します。

配布ツールのインターフェースにおいて、 アプリケーション名 はアプリケーションを特定します。アプリケーション名にはエンドユーザーに表示されるアプリケーションの記述と会社名があり、ソフトウェア製品をインストールおよびアンインストールする際に使われます。

しかし、Windowsインストーラーの観点から見れば、アプリケーションにはアプリケーション内の全てのバージョンとパッチを相互に関連付ける一意識別子が必要です。1つのバージョンもしくはパッチが作成されるたびに別の一意識別子が生成されます。これらはグローバル一意識別子(GUIDs)で、アプリケーションのレベルで保存されます。MSIとMSPのインストールでは、これらの一意識別子を内部的に使用してインストールを検証します。例えばソフトウェア製品の第2番目のバージョンがインストールされる時、アプリケーションの一意識別子を使い、旧バージョンが既にインストールされているかを確認します。既にインストールされている場合、製品の第2番目のバージョンをインストールする前に旧バージョンを自動的にアンインストールします。