10.2 組み込み関数を使用してサーバーに接続するスーパーサーバー・アプリケーション
このシナリオでは、データベースはサーバーにインストールされ、クライアントはアプリケーションDLLがローカルにインストールされた"ファット"クライアントとしてインストールされます。スーパーサーバー組み込み関数を使ってサーバーへの接続を確立します。
リモート・システムへの接続を確立するには、スーパーサーバー組み込み関数を使う方法をお勧めします。この決定は、アプリケーションの開発中に下されます。
このシナリオをサポートするには、次のようにします。
配布されるアプリケーションのサーバー部分は、使用されるサーバー・タイプによって異なります。
システム変数、ファイル(メッセージ・ファイルを含む)およびそれらのOAMを含むサーバー・アプリケーションのセットアップに関するガイドラインについては、 場合に応じて以下を参照してください。
10.3 WindowsまたはLinuxサーバーに接続するスーパーサーバー・アプリケーション
10.4 IBM i サーバーに接続するスーパーサーバー・アプリケーション
11.3 Windowsアプリケーション・データベースを使用するWAMアプリケーション
2 配布されたアプリケーションの実行ファイルを各クライアントにインストールします。このアプリケーションには、アプリケーションのフォーム、プロセス、関数が含まれます。データベース・アクセスはサーバーに送られます。
クライアント・パッケージ
クライアント・パッケージは、テンプレートXCLTBIFを基にして作成できます。
次の設定 を検討し、確認してください。
- データベースがないクライアントへ配布
- 配布システム定義
- 配布区画定義
- オブジェクト定義を含めない
- Visual LANSA サポートの配布
- LANSA コミュニケーション機能の配布
不要なオプションを省略して、パッケージ・サイズを最小化します。これらのオプションは、ほとんどの場合、初期パッケージに含める必要があります。あるいは、LANSAソフトウェアのアップグレードの適用後に配布してください。
- 実行するプロセス/関数/フォーム - インストール後のアプリケーションの起動に使用するアプリケーション実行ファイルを指定します。
- リスナーのインストール
- 通常、データ・サーバーへの接続を容易にするため、コミュニケーション管理機能ファイル(lroute.dat)とリスナー(listen.dat)を追加する必要があります。