10.4 IBM i サーバーに接続するスーパーサーバー・アプリケーション
このシナリオでは、データベースはIBM iサーバーにインストールされ、クライアントはアプリケーションDLLがローカルにインストールされた"ファット"クライアントとしてインストールされます。
このシナリオをサポートするために、各クライアントにインストールする単一の配布ツール・アプリケーションを作成します。この中には、WindowsまたはLinuxクライアントに接続する時と同じアプリケーションのフォーム、プロセスおよび関数が含まれます。
アプリケーションのIBM i部分は、LANSA/ADエクスポートおよびインポート機能を使用して配布する必要があります。この中には、システム変数、ファイル(メッセージ・ファイルなど)、およびそのOAMが含まれます。
クライアント・パッケージ
リモート・システムへの接続を確立するには、スーパーサーバー組み込み関数を使う方法をお勧めします。スーパーサーバー組み込み関数を使うクライアント・アプリケーションのインストールの詳細については、「サーバーへの接続に組み込み関数を使うスーパーサーバー・アプリケーション」を参照してください.
クライアント・パッケージは、テンプレート XCLT400 または XCLT400X を基に作成でき、 適切なLANSA/ADサーバーとパーティション への接続のために提供されるには適切なX_RUNパラメータが必要です。
次の設定を検討し、確認してください。
- データベースがないクライアントへ配布
- 配布システム定義
- 配布区画定義
- オブジェクト定義を含めない
- Visual LANSA サポートの配布
- LANSAコミュニケーション機能の配布
- LANSA ユーザー
- 実行するプロセス/関数/フォーム - インストール後のアプリケーションの起動に使用する実行ファイルを指定します。
- リスナーのインストール
- 通常、データ・サーバーへの接続を容易にするため、コミュニケーション管理機能ファイル(lroute.dat)とリスナー(listen.dat)を追加する必要があります。
- DBMS タイプ - 通常は[なし]に設定(ローカル・データベースなし)。
- サーバー・タイプ (DBID)
- サーバー 名(PSLU)
- サーバーのユーザー (PSUS)
- サーバーのパスワード (PSPW)
- サーバー側のロック (PSDL)
- コミット制御の使用 (PSCC)
- DBCS 使用可能 (PSDB)
- クライアント → サーバー(PSCT) およびサーバー → クライアント(PSST)