8.2.3 クロスリファレンス設定
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クロスリファレンス設定は、定義の際にほかのLANSAオブジェクトを参照するオブジェクト・タイプの[リポジトリ・オブジェクトの選択]ダイアログにあります。これにより、特定のオブジェクト・タイプを選択して、パッケージ生成時に「関連する」オブジェクトを自動で含めることができます。 オブジェクト・タイプにクロスリファレンスが利用できる場合、[リポジトリ オブジェクトの選択]ダイアログの[選択されたオブジェクト]パネルのツールバーに[クロスリファレンス]アイコンが表示されます。 |
クロスリファレンス・アイコンをクリックすると、[クロスリファレンス設定]ダイアログが開きます。
[クロスリファレンス設定]ダイアログの左側には、パッケージに対してクロスリファレンスを適用するパッケージ・オブジェクトが表示されます。ダイアログの右側には、利用可能なクロスリファレンスのオブジェクト・タイプが表示されます。クロスリファレンスされたオブジェクトは生成プロセスの際にパッケージに含まれ、トップダウン形式で適用されます。つまり、選択されたパッケージ・オブジェクトに直接使用されるオブジェクトのみ、クロスリファレンス設定を使用してパッケージに含むことができるということです。
選択したオブジェクトにすでに適用されたクロスリファレンスの設定がある場合、その設定がチェックボックスに反映されて表示されます。設定に矛盾がある場合、例えばあるオブジェクトに対しあるオブジェクト・タイプが選択されているが、同じオブジェクト・タイプがそれ以外のオブジェクトに対して選択されていない場合などは、クロスリファレンスのチェックボックスの色が灰色に変わります。
選択されたオブジェクトに関連するオブジェクト・タイプの選択に加え、以下のことが可能です。
ファイルデータを含む
クロスリファレンス・オブジェクトとしてファイルを含むことが可能な場合、ファイルデータを含むオプションも使用可能になります。このオプションは、ファイルオプションが選択されていなければ、何の効果もありません。
カスケードの選択
カスケードの選択を行うと、クロスリファレンス・オブジェクトとして含まれるオブジェクトはそれがクロスリファレンスするオブジェクトも含めるというような調整効果があります。
配布ツールの「省略値のクロスリファレンス設定」で以下を選択したとします。
[オプションのプロンプト]
[クロスリファレンス]ダイアログは、オブジェクトの追加後に[リポジトリ オブジェクトの選択]で[OK]を押すと自動的に表示されます。複数のオブジェクト・タイプ(例:フィールド、ファイルなど)に[オプションのプロンプト]が選択されている場合、オブジェクト・タイプごとにクロスリファレンス・オプションのプロンプトが表示されます。各[クロスリファレンス]ダイアログで[OK]を押すと、選択したすべての設定が、左側に表示されているすべてのオブジェクトに適用されます。オブジェクトにクロスリファレンスを適用せずにダイアログを終了するには、[キャンセル]を押します。
[省略値のオプションを適用]
[リポジトリ オブジェクトの選択]ダイアログでパッケージに含めるオブジェクト を選択し、[OK]を押して選択を確定した場合、クロスリファレンス情報はすぐにオブジェクトに適用されます。オブジェクトの選択を解除する(削除アイコンを使用して、選択したオブジェクトから削除する)とクロスリファレンスも削除されます。
クロスリファレンスがオブジェクトに適用されると、オブジェクトの選択ダイアログに青色のチェックマークで表示されます。
パッケージが生成される時にクロスリファレンス・オブジェクトが評価されます。クロスリファレンス・オブジェクトとしてパッケージに含まれるオブジェクトは、明示的に選択されたオブジェクトとは区別することができます。そのため、次回パッケージを開いたときに選択されたオブジェクトは同じになります。
詳細については、「省略値のクロスリファレンスオプション設定」および「パッケージに含まれているオブジェクト」を参照してください。