基本モフォロジ−
バイナリ画像の粒子の形状に影響します。各粒子または領域に個々のレベルで作用します。これらの関数を使用して、オブジェクトの拡大または縮小、穴埋め、粒子のクローズ処理、境界線の平滑化などを行うことができます。これらは、オブジェクトの描画と定量解析用に画像を準備するために実行するタスクです。使用可能なコントロールは、以下のとおりです。
- ステップ名―ステップに付ける名前。
- 基本モフォロジ−操作
画像ソース 元の入力画像を開きます。 オブジェクトの収縮 構成要素に基づいて、背景に孤立しているピクセルを除去し、オブジェクトの輪郭を収縮します。収縮により、オブジェクトは小さくなります。 オブジェクトの膨張 構成要素に基づいて、オブジェクト内に孤立している微小の穴を除去し、オブジェクトの輪郭を拡張します。膨張により、オブジェクトは大きくなります。 オブジェクトのオープン 小さいオブジェクトを除去し、境界線を平滑化します。オープン処理とは、オブジェクトの面積または形状を大きく変化させない、膨張に続く収縮です。収縮によって除去された輪郭は膨張によって復元されますが、収縮中に除去された小さいオブジェクトは膨張の後再現されません。 オブジェクトのクローズ 微小の穴を埋めて境界線を平滑化します。クローズ処理とは、オブジェクトの面積または形状を大きく変化させない、収縮が後に続く膨張です。オブジェクトは、輪郭が平滑化され、穴が埋められるように、膨張によって拡張され、次に収縮によって縮小されます。 適正オープン 構成要素に基づいて、小さい粒子を除去してオブジェクトの輪郭を平滑化します。これは、オープン処理とクローズの有限で2元的な組み合わせです。 適正クローズ 構成要素に基づいて、微小の穴を埋めて、オブジェクトの内側の輪郭を平滑化します。これは、オープン処理とクローズの有限で2元的な組み合わせです。 傾斜(内側) 粒子の内側の輪郭を抽出します。 傾斜(外側) 粒子の外側の輪郭を抽出します。 自動中央値 構成要素に基づいて、詳細部分を減らすように、オブジェクトを簡素化します。自動中央値関数では、オープンとクローズの2元的な組み合わせを使用します。 太線化 構造要素で指定されたパターンに一致するオブジェクトの部分によってオブジェクトの形状を変更します。太線化処理は、穴を埋める操作とオブジェクトのエッジ上の直角を平滑化する操作に有効です。 スパース 構造要素で指定されたパターンと一致するオブジェクトから構成要素を削除することによって、オブジェクトの形状を変更します。細線化処理は、背景で孤立している単一のピクセルとオブジェクトのエッジ上の直角を削除するのに役立ちます。 - 構造要素
ピクセルの近接ピクセルを定義するバイナリマスクとして使用される2次元配列。セルをクリックすることで、構成要素を変更できます。黒いセルの値は1、白い(空)セルの値は0です。黒いセルに対応するピクセルは近接しているとみなされ、その値はモフォロジー操作中に使用されます。 - サイズ―構造要素のサイズを設定します。有効値には、3 x 3、5 x 5、7 x 7があります。
- 反復―画像に適用する3x3収縮の数を指定します。
- 正方形/六角形—変換の際のピクセルフレームの形状を指定します。
正方形のピクセルフレーム。各ピクセルは8つの近接ピクセルの中心にあります。垂直および水平の近接ピクセルは、ピクセルからdの距離があります。対角方向のピクセルは、中央ピクセルからより遠くの距離にあるため、やや遠い距離があります。 六角形のピクセルフレーム。各ピクセルは、中央ピクセルから等しい位置にある、6つの近接ピクセルの中心にあります。