錠剤変色検査

NI Vision Assistant

錠剤変色検査

アプリケーションのタイプ 検査
画像の特性 カラー
画像処理ツール カラー2値化粒子解析

錠剤変色検査の例では、錠剤に変色した部分の有無と量を検出します。このアプリケーションでは、HSLモードでカラー2値化を実行して変色を検出し、粒子解析関数を使用して変色部分の数をカウントします。

カラー2値化: 手動―カラー画像を2値化して、錠剤を背景から分離します。HSLカラースペースのカラー2値化が画像に適用されます。2値化では、錠剤の色を含むすべての画像領域が出力されるバイナリ画像で表示されるように、色相、彩度、明度(L)プレーンに対して適切なしきい値の範囲が選択されます。背景や錠剤の変色部分など、その他の領域はバイナリ画像では表示されません。

カラー2値化: コピーを(1)へ追加―2値化画像のコピーを後で使用できるように画像バッファに格納します。コピーは画像バッファのバッファ#1に格納されます。

上級モフォロジー: 穴埋め―バイナリ画像で錠剤に相当する粒子の穴をすべて埋めます。これらの穴は、錠剤と同じ色彩を含まない錠剤上の領域によって発生します。結果のバイナリ画像には、錠剤に対応する穴のない粒子全体が含まれます。

演算子: 減算―錠剤全体の粒子を含むバイナリ画像から、画像バッファのバッファ#1に格納されている元のバイナリ画像を減算します。結果画像には、その他のノイズ粒子と同様に錠剤の欠陥に対応する領域が含まれます。

上級モフォロジー―画像からノイズ粒子を削除します。

粒子解析―バイナリ画像の残りの粒子を解析して、錠剤を欠陥として分類するのに十分であるかを決定します。面積、長さ、方向などの粒子測定値は、欠陥が重大であるかどうかを決定するパラメータです。