上級モフォロジー
バイナリ画像の粒子に対して高レベルの操作を実行します。これらの関数を使用して、画像からの小さい粒子の除去、画像内の粒子のラベル付け、粒子内の穴埋めなどを行うことができます。使用可能なコントロールは、以下のとおりです。
- ステップ名―ステップに付ける名前。
- 上級モフォロジー操作
画像ソース 元の入力画像を開きます。 小さいオブジェクトを削除 小さいオブジェクトを削除します。小さいオブジェクトは、そのオブジェクトを取り除くのに必要な(反復で指定した)収縮回数によって定義されます。 大きいオブジェクトを削除 大きいオブジェクトを削除します。大きいオブジェクトは、そのオブジェクトを取り除かない(反復で指定した)収縮回数によって定義されます。 縁にあるオブジェクトを削除 画像の縁に接触している粒子を削除します。 穴埋め 粒子内で検索された穴を埋めます。穴埋めにはピクセル値1が使用されます。 凸包 オブジェクトの凸包を計算します。 スケルトン 各オブジェクトの幅が1ピクセルに等しくなるまで、細線化処理を連続的に適用します。スケルトンL関数では、L形の構成要素を使用します。スケルトンM関数では、樹状突起の多いスケルトンを抽出します。スキッズ関数は、スケルトンM関数のように動作しますが、オブジェクト領域でなく背景領域に作用します。 オブジェクトを分離 細い境目を分断して接触しているオブジェクトを分離します。 オブジェクトにラベル付け 画像内のオブジェクト数に背景領域で使用されるグレースケール0を加算したグレースケール値を使用して、ラベル付き画像を生成します。 距離 各ピクセルにオブジェクトの縁への最短距離に等しいグレースケール値を割り当てます。この距離は、オブジェクト内にある穴への距離である場合があります。 ダニエルソン 距離関数に似た距離マップを作成します。ダニエルソンでは、距離よりも正確なアルゴリズムを使用します。 画像をセグメント化 セグメントが重複したり、空白の領域が残らないように、オブジェクトを中心とする各セグメントに画像を分割します。 - モード(スケルトン)―実行するスケルトン関数のタイプを指定します。スケルトンL関数では、L形の構成要素を使用します。スケルトンM関数では、より多くの樹状突起があるスケルトンを抽出します。スキッズ関数は、スケルトンL関数のように動作しますが、オブジェクト領域でなく背景領域に作用します。
- 構造要素
ピクセルの近接ピクセルを定義するバイナリマスクとして使用される2次元配列。セルをクリックすることで、構成要素を変更できます。黒いセルの値は1、白い(空)セルの値は0です。黒いセルに対応するピクセルは近接しているとみなされ、その値はモフォロジー操作中に使用されます。 - サイズ―構造要素のサイズを設定します。有効値には、3 x 3、5 x 5、7 x 7があります。
- 反復―画像に適用する3x3収縮の数を指定します。
- 連結性4/8―アルゴリズムによって隣接するピクセルが同じまたは異なる粒子であるかを決定する方法を指定します。
連結性8。すべての隣接するピクセルは近接ピクセルとみなされます。 連結性4。水平および垂直方向に隣接するピクセルのみは近接ピクセルとみなされます。 - 正方形/六角形―変換中にピクセルフレームを正方形または六角形として処理されるかどうかを指定します。
正方形のピクセルフレーム。各ピクセルは8つの近接ピクセルの中心にあります。垂直および水平の近接ピクセルは、ピクセルからdの距離があります。対角方向のピクセルは、中央ピクセルからより遠くの距離にあるため、やや遠い距離があります。 六角形のピクセルフレーム。各ピクセルは6つの近接ピクセルの中心にあります。各近接ピクセルは中央ピクセルから同じ距離にあります。