OCR/OCV

NI Vision Assistant

OCR/OCV

NI OCR学習インタフェースの詳細については、『NI OCR学習インタフェースヘルプ』を参照してください。

メインタブ

以下のコントロールは、メインタブで使用できます。

  • ステップ名―ステップに付ける名前。
  • 関心領域を再配置―有効な場合、ステップは、前回のステップで作成した座標系に基づいて関心領域を動的に再配置します。
  • 基準座標系の基点―関心領域(ROI)をリンクしたい座標系。
  • 読み取ったテキスト―関心領域(ROI)で認識された文字を表示します。

学習タブ

以下のコントロールは、学習タブで使用できます。

  • 文字セットパス―文字認識に使用する文字セットのパス。文字セットファイルには、各学習文字とそれに対応する値の固有な表現形式が含まれます。
  • 新規文字セットファイル―新規文字セットファイルを作成するか、または既存の文字セットファイルを編集します。
  • 環状領域の位置付け―環状領域ROIを選択すると有効になります。以下のオプションのうち1つを選択してください。
    • 内部ベースライン―文字の下部が整列する仮想的な線が環状領域の中心に近い場合、このオプションを選択します。
    • 外部ベースライン―文字の下部が整列する仮想的な線が環状領域の外周に近い場合、このオプションを選択します。
  • 読み取ったテキスト―関心領域で認識された文字を表示します。

2値化タブ

以下のコントロールは、2値化タブで使用できます。

  • モード―実行する2値化のタイプ。
    • 固定範囲―ROIのしきい値を指定します。
    • 均一―ROIの単一のしきい値を計算します。
    • 線形―ROIを指定したブロック数に分割して、最初と最後のブロックのしきい値を計算し、最初と最後のブロック間のブロック値を線形補間します。
    • 非線形―ROIを指定したブロック数に分割して、各ブロックのしきい値を計算します。
  • 文字―画像の背景に対する文字の相対輝度値を指定します。文字セットに暗い背景に明るい文字、または明るい背景に暗い文字が含まれる場合は、この制御器を使用して指定してください。
  • 最小範囲―最小のしきい値。
  • 最大範囲―最大のしきい値。
  • ブロック数線形または非線形モードを使用する場合、ROIが分割されるブロック数。
  • ボーダーに接しているオブジェクトを無視―有効な場合、描画したROIの縁に接触しているオブジェクトを無視します。
  • 小さいオブジェクトを削除(収縮の数)―小さいオブジェクトをROIから削除するために実行する収縮の数。
  • 読み取ったテキスト―関心領域(ROI)で認識された文字を表示します。

サイズタブ

以下のコントロールは、サイズタブで使用できます。

  • 自動分割―有効な場合、ステップは傾斜した文字を読み取るように構成されます。
  • 最小外接長方形幅―ピクセル単位での文字外接長方形の最小幅の制限値。
  • 最大外接長方形幅―ピクセル単位での文字外接長方形の最大幅の制限値。
  • 最小外接長方形高さ―ピクセル単位での文字外接長方形の最低の高さの制限値。
  • 最大外接長方形高さ―ピクセル単位での文字外接長方形の最高の高さの制限値。
  • 最小文字サイズ―学習可能な文字として認識されるROIのオブジェクトに必要なピクセル単位での最小サイズ。
  • 最大文字サイズ―学習可能な文字として認識されるROIのオブジェクトに必要なピクセル単位での最大サイズ。
  • 最小文字間隔―指定したROI内の文字間の可能なピクセル単位での最小スペース。この値は最大要素間隔より大きくなければなりません。
  • 最大水平要素間隔(x)―ドットマトリクスオブジェクトなど、水平方向に隣接している要素間で可能なピクセル単位での最大スペース。この値は最小文字間隔よりも小さくなければなりません。
  • 最大垂直要素間隔(y)―垂直方向に隣接している要素間で可能なピクセル単位での最大スペース。

読み取りオプションタブ

以下のコントロールは、読み取りオプションタブで使用できます。

  • 読み取り方法―読み取り文字が学習文字とマッチするかどうかを決定する基準を指定します。
    • 精度優先―ステップは、広範な基準を使用して、読み取り文字が学習文字とマッチしているかどうかを決定します。
    • やや速度優先―ステップは、より少ない基準を使用して、読み取り文字が学習文字とマッチしているかどうかを決定します。やや速度優先の方法は、精度優先の方法よりも画像をより速く処理します。
  • 読み取り分解能―ステップがオブジェクトが学習文字とマッチするかどうかを決定するのに使用する文字詳細のレベル。
  • 合格レベル―文字として認識されるには、オブジェクトが学習文字にどれほどマッチしていなければならないかを示す値。値の有効範囲は0〜1000です。1000の値は、オブジェクトと学習文字が完全にマッチしていることを示します。
  • 代替文字―学習、認識が行われていないオブジェクトに対して使用する文字。
  • アスペクト比依存―サイズが範囲間にある文字を読み取るようにステップを構成します。学習文字と比較することが可能な文字のサイズ(どれほど大きいまたは小さいか)をパーセントで指定します。OCR処理でパフォーマンスを維持するには、差異を±50に制限します。また、高さと幅のみが異なる文字を含む文字セットは作成しないでください。有効な文字を使用して学習文字を制限して、アスペクト比を強制変換して、文字を異なる文字セットに分離することを検討してください。
  • アスペクト比―学習文字と比較することが可能な文字のサイズ(どれほど大きいまたは小さいか)をパーセントで指定します。OCR処理でパフォーマンスを維持するには、差異を±50に制限します。また、高さと幅のみが異なる文字を含む文字セットは作成しないでください。有効な文字を使用して学習文字を制限して、アスペクト比を強制変換して、文字を異なる文字セットに分離することを検討してください。
  • テキストパターンを指定―読み取り文字が次に続くことが予想される文字のパターンを定義するかどうかを指定します。
  • テキストパターンを指定―読み取られているテキストが常に同じパターンであることを指定します。次に、予想される最初の文字は文字、2番目の文字は数値というように、ステップに指示することができます。こうすることで、認識の速度と精度が向上します。
  • 読み取ったテキスト―ステップによって読み取られたテキスト。

結果

選択されたテキストの読み取り後、以下の情報を表示します。

  • 分類スコア―文字が文字セット内の最も近いマッチにどれほどマッチしたかを示します。高い値はマッチ度が低く、低い値はマッチ度が高いことを示します。
  • 識別スコア―文字が割り当てられたクラスの基準文字にどれほどマッチしたかを示します。高い値はマッチ度が低く、低い値はマッチ度が高いことを示します。
  • 左、上―現在のROIにある文字の周辺にある外接長方形のxとy座標。
  • 幅、高さ―現在のROIで読み取られた文字の幅および高さ。