培養解析

NI Vision Assistant

培養解析

アプリケーションのタイプ 分割、カウント
画像の特性 単色、十分なコントラスト、多少のスペックルノイズ
画像処理ツール フィルタ処理2値化上級モフォロジー

培養解析の例では、菌株群の各細胞の境界を識別して、菌株群を個々の細胞に分離して、細胞の境界線を元の画像にオーバーレイします。

コピーを(1)へ追加―元の画像のコピーを後で使用できるように画像バッファのバッファ#1に格納します。最終的な画像はこのコピーした画像にオーバーレイされます。

フィルタ: スムージング―中央値―画像を滑らかにします。中央値フィルタは、画像内にあるすべてのスペックルノイズを削除します。これにより、次のステップでスペックルノイズが詳細としてハイライトされることを防ぎます。

フィルタ: コンボルーション―詳細のハイライト―画像の詳細をハイライトします。コンボリューションフィルタは、画像でピクセル値に急激な変化のある領域をハイライトします。これらの領域は、細胞の境界および画像に存在する他のノイズピクセルに対応します。

2値化: 自動2値化―メトリック―画像の暗い領域をその他の部分から分離します。この場合、画像の暗い領域は、細胞に対応します。前景のバイナリ画像では、細胞が存在する媒体に対応する領域が背景として表示されます。

上級モフォロジー: 小さいオブジェクトを削除―バイナリ画像のノイズ粒子を削除します。2回の収縮処理によって削除された粒子は、ノイズ粒子とみなされ画像から削除されます。残りの粒子は処理されません。

上級モフォロジー: オブジェクトの分離―画像内で互いに接触している粒子を分離します。このステップは、境界線上の数個のピクセルで互いに接触している可能性がある細胞を分離するのに役立ちます。このステップの最後の段階では、バイナリ画像にカウントする必要のある細胞に対応する粒子が含まれます。

上級モフォロジー: オブジェクトのラベル付け―各粒子に固有のIDのラベルを付けます。ラベル付けされた画像をバイナリパレットで表示すると、各粒子は異なる色で表示されます。ラベルを付けることにより、細胞が正しく分離されたかどうかを確認することができます。

基本モフォロジー: 傾斜(外側)―画像にある各粒子の外側の境界線を検出します。

演算子: 乗算―画像に255で乗算して、画像のダイナミックを(0,1)から(0,255)に拡張します。グレースケール255は、次のステップで重複する色になる白で表されます。

演算子: 加算―処理済みの画像を画像バッファのバッファ#1に格納した元の画像に加算します。加算処理は、元の画像に粒子の境界線情報を追加して、各細胞の境界線を描画します。