形状検出

NI Vision Assistant

形状検出

グレースケール画像の形状を検出します。

メインタブ

以下のオプションは、メインタブで使用できます。

  • ステップ名―ステップに付ける名前。
  • 関心領域を再配置―有効な場合、ステップは、前回のステップで作成した座標系に基づいて関心領域を動的に再配置します。
  • 基準座標系の基点―関心領域をリンクしたい座標系。
  • 輪郭線を表示―画像で検出されたエッジを表示します。

曲線設定タブ

以下のオプションは、曲線設定タブで使用できます。

  • 抽出モード―アルゴリズムが画像の曲線をどのように識別するかを指定します。
    • 普通―画像または画像背景で、オブジェクトの均一性について仮定しません。
    • 統一領域―画像または画像背景で、オブジェクトが均一のピクセル値から構成されていると仮定します。このモードを使用して、精度がより高いオブジェクトの外部曲線を計算します。
  • エッジ2値化―曲線の一部としてみなされるエッジピクセルの最小コントラストを指定します。この値は0〜255の範囲です。デフォルト値は75です。
  • エッジフィルタサイズ―画像内でエッジの計算に使用するカーネルのサイズを指定します。オプションは、普通繊細です。デフォルト値は普通です。
  • 最短の長さ—抽出する曲線の最短の長さをピクセル単位で指定します。デフォルト値は25です。
  • 行検出ステップサイズ―アルゴリズムが曲線シードポイントを検査する画像の行と行のy方向の距離を指定します。有効な値の範囲は1〜255、デフォルト値は15です。
  • 列検出ステップサイズ―アルゴリズムが曲線シードポイントを検査する画像の列と列のx方向の距離を指定します。有効な値の範囲は1〜255、デフォルト値は15です。
  • 最大終点ギャップ―閉じているカーブを識別するため、ステップの曲線の終点間の許容最大ギャップをピクセルを単位として指定します。ギャップがこの値より大きい場合、ステップはこのカーブを開いているカーブとみなします。デフォルト値は10です。
  • 輪郭線を表示―画像で検出されたエッジを表示します。

形状タブ

以下のコントロールは、形状タブで使用できます。

  • 形状タイプ―画像内で検出する形状のタイプを指定します。オプションには、円形、楕円、長方形およびラインがあります。
  • 記述子―選択された形状タイプに関連付けられた記述子
    • 最大半径(円形)―検出する円の半径の最大長。
    • 最小半径(円形)―検出する円の半径の最小長。この値は、3以上にしてください。
    • 最大メジャー半径(楕円)―検出する楕円のメジャー半径の最大長。この値は、最大マイナー半径より大きい値にしてください。
    • 最小メジャー半径(楕円)―検出する楕円のメジャー半径の最小長。この値は、3以上かつ最小マイナー半径より大きい値にしてください。
    • 最大マイナー半径(楕円)―検出する楕円のマイナー半径の最大長。
    • 最小マイナー半径(楕円)―検出する楕円のマイナー半径の最小長。この値は、3以上にしてください。
    • 最大幅(長方形)―検出する長方形の最大幅。この値は、最大高さより大きい値にしてください。
    • 最小幅(長方形)―検出する長方形の最小幅。この値は、3以上かつ最小高さより大きい値にしてください。
    • 最大高さ(長方形)―検出する長方形の最大の高さ。
    • 最小高さ(長方形)―検出する長方形の最小の高さ。この値は、3以上にしてください。
    • 最大長さ(ライン)―検出するラインの最大の長さ。
    • 最小長さ(ライン)―検出するラインの最小の長さ。この値は、3以上にしてください。
  • 輪郭線を表示―画像で検出されたエッジを表示します。

設定タブ

以下のオプションは、設定タブで使用できます。

  • 最小スコア―検出された形状で、有効なマッチとみなすことのできる最小スコアを指定します。この値は、1000のスコアが完全なマッチを示す、0〜1000の範囲になります。
  • 以下の条件のマッチを検出―テンプレートのマッチングに使用するマッチモードと範囲を定義します。
    • 回転―有効にすると、指定した角度範囲で形状を検出します。無効にした場合、x軸およびy軸の方向のシフトに関係なく、形状を検出します。必要に応じて、2番目の角度範囲を指定することができます。
    • スケール―有効にすると、検査画像でスケールする形状を検出します。
    • 隠蔽―有効にすると、検査画像で隠蔽する形状を検出します。
  • 輪郭線を表示―画像で検出されたエッジを表示します。

結果

画像から形状を検出した後に次の情報を表示します。

  • スコア―各有効なマッチスコア。スコアの値は、1000のスコアが完全なマッチを示す、0〜1000の範囲になります。
  • 半径(円形)―検出された各円形の半径の長さ。
  • メジャー半径(楕円)―検出された各楕円形のメジャー半径の長さ。
  • マイナー半径(楕円)―検出された各楕円形のマイナー半径の長さ。
  • (長方形)―検出されたそれぞれの長方形の幅。
  • 高さ(長方形)―検出された各長方形の長さ。
  • 角度―検出された各形状の度単位での回転角。
  • 中央のX座標―検出された各円形または楕円形の中央のX座標。
  • 中央のY座標―検出された各円形または楕円形の中央のY座標。
  • 隅 # X(長方形)―検出された各長方形の角のX座標。
  • 隅 # Y(長方形)―検出された各長方形の角のY座標。
  • 起点X(ライン)―検出された各ラインの起点のX座標。
  • 起点Y(ライン)―検出された各ラインの起点のY座標。
  • 終点X(ライン)―検出された各ラインの終点のX座標。
  • 終点Y(ライン)―検出された各ラインの終点のY座標。