フィルタ

NI Vision Assistant

フィルタ

画像から必要な情報のみを抽出できるように、画像を処理用に準備します。ほとんどのフィルタは、画像全体にカーネルを適用します。カーネルとは、ピクセルと、そのピクセルと近接ピクセルとの関係を表します。その関係のウェイトは、各近接ピクセルの係数により指定されます。使用可能なオプションは以下のとおりです。

  • ステップ名―ステップに付ける名前。
  • フィルタ
    画像ソース 元の入力画像。
    平滑化-ローパス ローパスフィルタ処理。細部を削除して、エッジを不鮮明にすることで、画像を平滑化します。
    平滑化 - ローカル平均 カーネルに基づく画像ピクセルのローカル平均処理。
    平滑化 - ガウシアン カーネルに基づくガウシアンフィルタ処理。ピクセルの近接ピクセルで光の輝度の変化を減衰します。ガウシアンカーネルには、 a d c b x b c d aというモデルがあります。

    ここでa、b、c、dは整数で、x < 1です。

    平滑化 - 中央値 中央値フィルタ処理。近接ピクセルの中央値が各ピクセルに割り当てられます。
    エッジ検出 - ラプラシアン ラプラシアンフィルタ処理。オブジェクトの輪郭を抽出して細部の輪郭を描画します。ラプラシアンフィルタカーネルには、 a d c b x b c d aというモデルがあります。

    ここで、a、b、c、dは整数で、x は外部係数の絶対値の合計以上です。

    エッジ検出 - 微分 微分フィルタ処理。輝度の変化が左上の3つの近接ピクセルとの間に発生するピクセルをハイライトすることによって、連続的な輪郭を生成します。
    エッジ検出 - プレウィット プレウィットフィルタ処理。オブジェクトの外側の輪郭を抽出するハイパスフィルタ。
    エッジ検出 - ソーベル ソーベルフィルタ。オブジェクトの外側の輪郭を抽出するハイパスフィルタ。
    エッジ検出 - ロバーツ エッジを検出するためのロバーツフィルタ。対角線軸に沿って輝度の変化が発生するピクセルをハイライトする輪郭を描きます。
    コンボリューション - 詳細のハイライト 画像のエッジをハイライトするコンボリューションカーネル。
    コンボリューション - カスタム 指定したカーネル係数とサイズを使用するカスタムフィルタ処理。
  • カーネルのサイズ―構造要素のサイズを設定します。有効値には、3 x 3、5 x 5、7 x 7があります。
  • フィルタのサイズ―ローパスおよび中央値関数でフィルタのサイズを設定します。
  • カーネル―ウィンドウ係数を指定します。
ヒント  各フィルタのカーネル係数はデフォルト値に設定されています。最適な結果を得るためには、異なる係数とカーネルのサイズを試す必要がある場合があります。